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建通新聞社四国
2021/09/16

【徳島】県 新たな長寿命化修繕計画を策定へ

 徳島県は「トンネル」「道路付属物」「橋梁」の長寿命化修繕計画を見直す。県内全域を対象に、補修候補となる構造物を選び、新たな優先順位と補修工法を設定する修繕計画策定作業(業務3件)を、いずれも四国建設コンサルタント(徳島市)で開始した。2022年3月12日をめどに報告書をまとめる。
 16〜20年度に実施した点検(1巡目)が終わったことから、これまでに実施した修繕工事の実績を踏まえて現在の長寿命化修繕計画を見直す。新たな計画で、長寿命化とともに修繕工事の平準化を図る考え。
 「橋梁長寿命化修繕計画策定業務」の対象は2719橋梁で、内訳は橋長15b以上が841橋梁、5〜15b未満が866橋梁、橋長5b未満が1012橋梁。今回、修繕履歴と点検時に判定した区分T〜Wを基に対応策をまとめる。V判定の橋梁は、次回点検時までに修繕対策に着手できるよう年次計画に含める。
 「道路付属物等長寿命化計画策定業務」の対象は127施設で、内訳はロックシェッドやロックキーパー25基、横断歩道橋44橋、大型カルバート20基、門型標識38基。こちらも判定区分Vの施設は次回点検時までに修繕対策に着手できるよう年次計画を立てる。
 「トンネル長寿命化修繕計画策定業務」の対象はトンネル97カ所とトンネル非常用施設22カ所。トンネルごとに損傷割合等の一覧表を作成し、点検時の判定区分と道路の特性(緊急輸送道路等)、交通量、健全度、非常用施設更新の有無などから補修工事の優先順位をまとめる。
提供:建通新聞社