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北陸工業新聞社
2021/09/17

【石川】宝達志水町/来月、基本設計入札へ/志雄、相見小への統合で/24年度に校舎改修

 宝達志水町は、町内5小学校を志雄、相見の2校にそれぞれ統合し、両校校舎を改修する計画について、10月に基本設計業務を指名競争入札方式で発注する方向で調整を進めている。来年度に実施設計に移行、24年度早期の着工を目指す。
 9月補正予算案に基本設計委託費1133万円を計上しており、2校を一括して委託する。年度内に概算事業費を算定し、改修内容の詳細をまとめる。補正予算には改修工事に備えた両校のアスベスト含有分析調査費154万4400円も配分した。
 小学校の統合計画では、志雄地区は樋川を志雄(子浦)に、押水地区は押水第1、宝達を相見(麦生)に再編、児童数の減少や施設の老朽化に対応した教育環境を整える。町内すべての小学校で耐震補強が完了しているため、志雄小(築48年)と相見小(同53年)では、教室の再配置や老朽化した設備機器の更新などの改修を想定している。
 町学校教育課によると、実施設計は来年度の補正予算対応で関連事業費を盛り込む予定で、23年度は補助金申請などの手続きを進める。工事期間は24年4〜12月を見込んでおり、引っ越し作業を経て25年度の開校に備える方針だ。
 両校の校舎棟はいずれもRC造3階建てで、延べ床面積は志雄小が3871平方メートル、相見小が2741平方メートル。体育館はそれぞれS造平屋建てで、志雄小1617平方メートル、相見小686平方メートル。
 町は今後、PTAや保護者代表、学校長らで構成される準備委員会で校名や通学路の安全対策、スクールバスルートなどの協議も進める。29日に初会合を開催する。

hokuriku