トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2021/09/27

【静岡】浜松市 高塚駅北第2区画整理 年度内都市計画決定

 浜松市は、高塚駅北第2土地区画整理事業区域を含む高塚駅北地区計画案をまとめた。計画案の縦覧や都市計画審議会などを経て2021年度内に都市計画決定する見込み。
 すでに完了した高塚駅北地区土地区画整理事業と、21年度から調査に着手した高塚駅北第二土地区画整理事業を併せた約7・1fの地区計画で、土地区画整理事業による基盤整備を施行するとともに、公共交通機関を利用しながら歩いて暮らせる良好な都市環境の形成・保全を目標とする。
 計画案の土地利用方針は、鉄道駅を中心とする主要生活拠点として、市民の身近な生活サービスを提供できる都市機能と、安心で快適な居住が調和した土地利用を図る。
 建築物等の整備方針は、駅前として良好な都市環境および居住環境を形成するため、建築物等の用途制限を定める。用途の制限は、劇場、映画館、演芸場もしくは観覧場、ナイトクラブその他これに類するものまたは店舗、飲食店、展示場もしくは遊技場の用途に供する建築物で、その用途に供する部分の床面積の合計が1万平方bを超えるもの−としている。
 高塚駅北第2土地区画整理事業は、浜松市施行の区画整理事業として進めているもので、対象地区域は19年5月に完成した高塚駅北土地区画整理事業の東側。東は県道高塚停車場入野線、西は市道2号線、南はJR東海道線、北は市道高塚101号線に囲まれた施行面積約4・6f。事業期間は22〜32年度までを予定している。
 21年度は測量など調査事業に着手し、事業計画の策定などに取り組み都市計画決定を目指している。また、雨水貯留施設の予備設計も進めており、どのような施設にするか検討していく。
 土地所有者を対象とした意向調査では、約9割が土地区画整理による事業推進に理解を示しているという。22年度は引き続き土地所有者との協議を進めるとともに、測量・設計なども推進していく考え。
 JR高塚駅周辺は、浜松市都市計画マスタープランで市民の身近な生活サービスを提供する主要生活拠点および交通結節点として位置付けられている。立地適正化計画でも、医療・福祉などの施設を誘導する都市機能誘導区域に定められている。



提供:建通新聞社
(2021/9/27)

建通新聞社 静岡支社