トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/09/27

【神奈川】横浜市 綱島駅東口の都市計画市素案を作成

 横浜市都市整備局は、港北区内で計画されている「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定等に関する都市計画市素案を作成し、9月17日、動画配信による説明会を開始した。内容は再開発事業の決定と道路・交通広場整備の追加、用途地域の変更や地下機械式自転車駐車場の分散配置など。今後、横浜市都市計画審議会を経て、早ければ2022年夏にも都市計画決定(変更)を告示する。1983年に綱島東口再開発協議会が発足して以来、30年近く検討されてきたまちの再開発が決定する。
 再開発事業では東急東横線綱島駅東口駅前の「D―1地区」約0・9fに、地下1階地上27階建て延べ約4万9900平方bの再開発ビルを開発する。ビルは北棟と南棟で構成し、2棟の低層部に商業・業務施設を、南棟の中高層部に共同住宅を約350戸整備する。今回の手続きで再開発事業の都市計画決定とD―1地区の用途地域の変更を行い、容積率を400%から500%に引き上げる。
 
24年度既存解体に着手か

 再開発事業は綱島駅東口駅前地区市街地再開発準備組合が検討を重ね、現在は横浜市住宅供給公社がアドバイザーとして参画し、建物の基本計画を梓設計(東京都品川区)で進めている。
 工事の発注方法など詳細は明らかになっていないが、2024年度に既存建物の解体工事を開始した場合、28年度の概成が見込まれる。
 今回、都市計画市素案に建築物の整備の他公共施設として延長約90bの地区内道路「3・6・10号綱島駅東口線」と約160平方bの「交通広場」の整備を追加し、再開発事業の中で一体整備する。

地下機械式自転車駐車場、新駅側を先行

 自転車駐車場については、相鉄・東急直通線新綱島駅の地下に1層・1000台収容の自走式駐車場を計画していたが、新綱島駅の北側とD―1地区の北側の2カ所に分散整備することとし、都市計画を変更する。それぞれ500台収容の地下機械式駐車場だ。
 工事発注は市が担当し、都市計画決定後に新綱島駅側を先行整備。その後、再開発事業のスケジュールと調整して綱島駅側の発注時期を決める。
 地盤の止水対策を含めた詳細設計をCPC・技研製作所JV(東京都新宿区)で進めている。

年度内にも都市計画決定告示

 これらを盛り込んだ都市計画市素案の縦覧後、申し出があった場合は11月に公聴会を開く。その後、地区計画の都市計画原案を縦覧。都市計画案の縦覧・意見書の受け付け、横浜市都市計画審議会を経て、22年春〜夏に都市計画決定(変更)を告示する。

相鉄・東急直通線新綱島駅は22年度下期開業

 新綱島駅周辺の開発状況を見る。
 綱島街道を挟んだ新綱島駅側のエリアでは、22年度下期の新駅開業を目指して▽相鉄・東急直通線トンネル工事▽新綱島駅建設▽新綱島駅周辺地区土地区画整理事業▽新綱島駅前地区市街地再開発事業―などが進む。
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が整備する相鉄・東急直通線新綱島駅の躯体工事を戸田・岩田地崎・りんかい日産・奈良相鉄・東急直通線新綱島駅躯体構築JVが、新綱島駅新築工事を渡辺組が進めている。
 区画整理事業は横浜市の施行。A地区内の(仮称)新水ビルは、鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万3591平方b。サービス付き高齢者住宅103戸の他商業施設などを整備する。完成予定は23年5月。建設地は横浜市港北区綱島東1ノ1167。設計は坂倉建築研究所(東京都港区)、施工は西松建設(東京都港区)。
 B地区内の再開発ビル「ドレッセタワー新綱島」は地下2階地上29階建て延べ3万7560平方b。高層棟に共同住宅252戸を設け、低層棟には商業・業務施設と区民文化センターが入居する。完成予定は23年10月。建設地は横浜市港北区綱島東1ノ813ノ1他。設計は東急設計コンサルタント(東京都目黒区)、施工は東急建設(東京都渋谷区)。

慢性的な交通渋滞解消へ

 新水ビルとドレッセタワー新綱島には、綱島駅東口駅前再開発ビルの2階レベルからデッキを架設し、ビルを経由して二つの駅を連絡できるようにする。
 さらに、現在綱島駅を経由する路線バスは一日約860台あり、このうち約半数が新駅完成後に新駅直上のバスバースに分散配置される。土地区画整理と再開発、新駅建設に合わせた交通基盤の整備により、慢性的な交通渋滞の解消と歩行者環境の改善が実現する。提供:建通新聞社