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日刊建設タイムズ社
2021/09/30

【千葉】日水コンで耐震化計画/かずさ水道広域連合企業団/大寺浄水場の3施設/官民連携手法導入も検討

 かずさ水道広域連合企業団(木更津市潮見2―8、企業長・渡辺芳邦木更津市長)は「大寺浄水場活性炭吸着槽等耐震化基本計画策定業務」を日水コン(千葉市中央区本千葉町7―11)に委託した。大寺浄水場(木更津市大寺346)の活性炭吸着槽・急速ろ過池・中間ポンプ棟の耐震性能を確保するため、施設計画や配置計画などを検討し、各施設の建て替えによる耐震化基本計画を策定する。また、官民連携手法の導入の可否についても検討し、可能性調査を実施する。
 8日に開札した一般競争入札には同社とNJSが参加し、同社が予定価格3015万円(消費税抜き)に対し2500万円(同)で落札した。最低制限価格は2398万円(同)だった。履行期間は2023年3月31日まで。
 同浄水場の急速ろ過池、中間ポンプ棟および活性炭吸着槽は、過年度に実施した耐震診断において耐震性能を有していないことが判明した。長時間の施設停止ができないため、稼働しながら各施設の建て替えを行うことで耐震性能を確保する。このため、施設計画や配置計画などを検討し、耐震化基本計画を策定する。また、数年に及ぶ浄水場内の大規模改修となることから、官民連携手法の導入に関し、可能性調査を実施する。
 主な業務内容は@設計協議A現地調査B既存資料収集・整理C耐震化基本設計D官民連携手法導入可能性調査。
 現地調査を実施し、基本条件を確認のうえ、維持管理方法、施設計画、配置計画、段階的運用方法、施工方法を検討し、基本計画図を作成する。施設計画では、水道用水の供給量を基に、施設の規模、概略の構造などを設定。配置計画は、水処理を継続しながら施工することを前提として検討する。また、同位置での更新が不可能なため、既存施設の暫定的運用方法、配管等の切り替え手順、仮設設備の必要性について検討したうえで、施設更新のステップ図を作成し、段階的な切り替えが可能なものとする。
 施設の概要は次の通り。
 ▽急速ろ過池=RC造・幅4・0m×長さ8・0m(池面積32u)×32池、自己洗浄型
 ▽中間ポンプ棟=RC造地下1階(ポンプ井)地上2階建て、幅10・0m×長さ30・0m×高さ18・6m(ポンプ井W10・0m×L30・0m×H5・6m)
 ▽活性炭吸着槽=RC造・幅4・1m×長さ8・0m(池面積32・8u/池)×16槽、固定床重圧式k_times_comをフォローしましょう
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