トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2021/10/04

【滋賀】東近江市 地域公共交通計画を策定へ

 東近江市都市整備部公共交通政策課は、市内を運行する公共交通の利便性の向上や将来にわたって持続可能な公共交通体系の維持に向けて、まちづくりと連携した地域公共ネットワークの構築のため、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく「東近江市地域公共交通計画」を策定する。
 策定業務の事後審査型一般競争入札を、9月21日に公告。10月8日から11日に入札書を受け付け、12日9時に開札。事後審査を経て落札(委託)業者を決定する。
 業務内容は、@計画準備、A地域概況の把握、B市の上位計画及び関連計画等の整理、C公共交通の現況把握、D市における公共交通の役割と課題の整理、E地域公共交通に係る基本方針と目標の検討、F目標達成のための利用促進策の検討、G東近江市コミュニティバス再編計画の策定、H東近江市地域公共交通計画(案)の作成、I東近江市地域公共交通会議の開催支援―など。
 履行期間は、来年3月末まで。
 同市の主な公共交通は、JR琵琶湖線、近江鉄道線、幹線路線バス、コミュニティバス及びデマンド型タクシー等で構成されている。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により乗降客数が減少する中、感染拡大防止策を講じながら運行を行なっており、それぞれ課題があり、持続可能な地域公共交通ネットワークを構築することを目的に「東近江市地域公共交通計画」を策定するもの。

 各公共交通の現状と課題は、次の通り。

▼JR琵琶湖線=〔現状〕JR琵琶湖線能登川駅は当市唯一のJR駅であり、新快速電車停車駅として、市内在住者だけでなく、近隣市町在住者の京都・大阪方面への通勤、通学等に利用され大きな役割を果たしている。〔課題〕乗降客数は微増が続いているが、今後においても駅前整備と連携し、利用者増を図る必要がある。
▼近江鉄道線=〔現状〕県東部地域を縦断する地方鉄道として、当市及び沿線市町在住者の通勤、通学等地域住民の日常生活の足として大きな役割を果たしている。〔課題〕しかし、平成6年度以降赤字経営が続き、令和元年11月に近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会が立ち上げられ、上下分離方式での存続が決定されたところであり、当市をはじめ県及び沿線市町が一体となって、利用促進及び利便性向上の取組を進めていく必要がある。
▼地域幹線バス=〔現状〕地域幹線バスは3路線で、通勤、通学等地域住民の日常生活の足として利用されている。〔課題〕維持確保のため、柔軟な運行ダイヤの設定等による生産性の向上を図る必要がある。
▼コミュニティバス(ちょこっとバス)及びデマンド型タクシー(ちょこっとタクシー)=〔現状〕第4次コミュニティバス再編計画(平成29年度〜令和3年度)に基づき、高齢者をはじめとする交通弱者の移動手段を確保し、公共交通空白地を解消することを目的に運行している。〔課題〕より身近な公共交通として、だれもが利用しやすく満足度の高い運行を図る必要がある。

提供:滋賀産業新聞