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建通新聞社四国
2021/10/05

【高知】須崎市の新図書館 事業費見込みは25億円

 須崎市の楠瀬耕作市長は、9月議会の答弁で新図書館建設関連の事業費が現時点で約25億円(税込み)を見込んでいると説明した。今後、年内に基本計画をまとめ、2022年3月末を履行期間とする基本設計を進めた後、22年度に実施設計に着手する。実施設計者の選定に関しては、基本設計と同様に随意契約する見通し。
 旧ショッピングセンター「ライフタウンYUTAKA」跡地に建設する新図書館の想定規模は延べ床面積約1500平方b。12万冊を所蔵する図書館や500平方b程度のコンベンションホール、調理室、展示保存スペースなどの配置を計画しており、構造や詳細な内容は今後検討する。「YUTAKA」の敷地面積は、市有地を含め約6000平方bあるが、追加の用地取得も計画している。また、建設地はL1津波で0・3bの浸水が想定されていることから、裏手にある城山へ避難する対策も検討する。
 23年度までに用地取得を完了し、実施設計、既存施設の解体を経て、24〜25年度に建設工事を進め、26年度の開館を目指す。
 基本計画は日本カルチャーデザイン研究所(千葉県成田市)、基本設計は畝森・teco設計共同体(東京都文京区)が担当。建設地は西糺町9ノ5他。
提供:建通新聞社