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北陸工業新聞社
2021/10/05

【富山】女子大学生が工事現場見学/建設業の仕事に理解深める/県建設業協会

 富山県建設業協会は1日、富山大学の女子学生を対象とした「建設現場見学会」を開催した。学生は、富山市内の工事現場2カ所を見て回り、建設業の仕事内容などに理解を深めた。
 県内建設企業における女性の入職、定着を促進する目的で開いたもので、「もっと女性が活躍できる建設業支援事業」として県から受託し実施した。
 この日は、都市デザイン学部の女子学生1〜3年生22名と教職員2名が参加。富山市発注のPFI事業「八尾地域統合中学校建築工事」(施工=佐藤工業グループ)と、北陸地方整備局富山河川国道事務所の発注である「神通川・成子堤防強化その8工事」(施工=高田組)および「同その9工事」(同=藤川建設)の現場をそれぞれ見学した。
 このうち、八尾統合中学校の工事現場ではまず、現場の隣接地にある八尾コミュニティセンターの研修室で、パワーポイントを使った事業概要の説明が行われた。
 最初にSPC(特定目的会社)の「八尾スクールサポート」統括管理責任者で、佐藤工業事業開発統括部地域連携事業推進部の濱本寿夫担当部長が、事業の実施体制とスケジュールを説明。濱本氏は「この事業はPFIが採用され、設計と施工だけでなく、15年間の維持管理・運営も含め請け負っている。事業のためのSPCを組み、富山市と契約しており、SPCが資金調達を行うことも特徴」と紹介し、「昨年10月から本体工事に着工し、来年1月末に引き渡し、4月に開校する予定」と解説した。
 設計を担当している梓設計の伊藤甫副主幹は、「コンセプトは生活を彩る楽しい学校。学校生活を彩るため、(1)光や風で彩る(2)様々な居場所で彩る(3)地域の材料で彩る−のキーワードを基に、学校をつくることにした」と説明した上で、「配置計画では体育館を一番奥にするなど、周辺住民に配慮。外部空間では、楽しい学校をつくり出す3つの「ニワ」を配置し、掲示ボードのほか、八尾和紙や富山産の杉など地域の材料で彩っている」と特徴を強調した。
 また、現場の進捗状況については、八尾統合中学校作業所(佐藤工業・タカノ建設JV)の木村豪所長が、起工から現在までに定点カメラで撮影した空撮画像を用いて紹介し、「常時150名程度の職人に来てもらい、今が工事の最盛期になっている。造成工事を入れると約2年の工期であり、4月の開校を目指し頑張っている」と話した。
 その後、一行は現場担当者らの引率で建物内部などを見学。工事の進捗状況や出来栄えなどを身近に確認していた。

hokuriku