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北陸工業新聞社
2021/10/12

【石川】県際道路整備、連携を密に/谷本知事と新田富山県知事/輪島で懇談会

 第7回石川県・富山県知事懇談会が11日、のと里山空港ターミナルビル(輪島市三井町洲衛)で開かれ、谷本正憲石川、新田八朗富山両県知事は新型コロナウイルス感染症対策や、北陸の発展に向けたインフラ整備の促進など関し、連携して取り組むことを確認した。
 冒頭、開催県の谷本知事は「お互いしっかり議論を深め、問題意識をしっかりと共有して事にあたっていければ」、新田知事は「北陸の十字路構想を政策に掲げ、近隣県などと密接に連携を取りながら新たな経済圏、文化圏をつくる意味でも、この懇談会をきっかけにより一層、関係の強化を図りたい」と述べた。
 懇談の中で、県際道路の整備促進について、谷本知事は「県境を越えた道路整備は不可欠。懸案として残る金沢湯涌福光線は富山県側では現道の拡幅、バイパスとか多面的に検討されており、我々としては色んな方法があっても良いと思う」と述べた。新田知事は「金沢湯涌福光線の富山県側は冬季通行止めとなり残念なので、いま現道拡幅や退避所の整備を進めることで冬場も通れるようにしながら、中・長期的な道路整備のあり方を石川県ともコミュニケーションを取りながら考えていきたい」と語り、両県の連携を密にして同路線や国道8号倶利伽羅防災事業(国直轄)、国道415号など各県際道路の整備促進に取り組んでいくことを再確認した。
 このほか、新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実、必要な財源確保なども連携して国に働き掛けていく。
 懇談会に先立ち、両知事は石川県輪島漆芸美術館、同ターミナルビル内の視察も行った。

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