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建設経済新聞社
2021/10/13

【京都】「新温水プール」建設・運営事業 公募プロポ、参加表明は10月25日まで

 福知山市は8日、「新温水プール」の建設・運営事業を公募型プロポーザルで公告。募集要領等の配布を開始した。
 昭和57年設置の現プールの施設の老朽化などを受け、サウンディング型市場調査を行い、民間事業者による新温水プールの設置・運営について調査し、可能性を把握。民間事業者の資本力・企画力・ノウハウ等を最大限活かし、現プール近接地への新プールの移転改築を実現するため、設置・運営に係る募集要領をとりまとめた。公募型プロポにより、民間事業者の事業提案を募集する。
 新温水プールの施設規模及び設備は、ア・25mプール(7レーン以上、幼児・身体障害者用併設)、イ・バリアフリーやユニバーサルデザインに配慮すること、ウ・新温水プールの運営に必要な設備を有すること。
 施設の管理運営期間は、新温水プール開設日から20年間。運営期間満了後、建物は事業者により解体・撤去し、土地を原状回復したうえで、市に返還するものとする。ただし運営期間満了後において、施設及び設備の性能及び機能が以降の運営に対して許容できる場合においてのみ、市並びに提案者双方協議のうえ、管理運営の期間を延長することができるものとする。
 新温水プールは、福知山市民運動場の一部への立地を想定しており、事業場所は福知山市和久市町158の敷地2015u(実測)。現況は駐車場で、福知山SECカーボンスタジアム(福知山市民運動場野球場)の南側駐車場の一部《=図参照》。用途地域は準工業地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。
 新温水プールの建設及び維持管理運営期間を通して、土地使用賃借契約により無償で使用できることとする(市議会の議決が必要)。
 土地の使用期間は、土地使用賃借契約締結日より建設及び解体・撤去の期間を含む22年間とする。
 供用開始は令和5年4月とする。
 公募型プロポの主な応募資格は、○民間活力(技術力、ノウハウ、資金力)を最大限に発揮できる枠組み等を提案し、市と連携して自ら主体的に新プールの建設・運営を行うことができる者であること○事業を長期間継続して確実に遂行できる経営基盤が整っており、社会的信用のある法人であること(複数の者による共同応募はできない)等で、福知山市指名競争入札等参加資格者名簿への登録の有無は問わない。
 参加表明書等の提出は10月25日午後5時必着。企画提案書等の提出は11月8日午後5時必着。企画提案書についてのプレゼンテーション及びヒアリングを実施する。実施日及び場所は別途通知する。
 各社の提案を選定委員会で審査し、優先交渉権者1者を選定する。
 優先交渉権者は、決定通知後30日以内に市と事業実施に向けた基本事項を定めた覚書の締結を行う。
 担当部署は福知山市地域振興部文化・スポーツ振興課スポーツ振興係(рO773−24−7069(直通))。
      ◇      
 市は、新温水プール建設・運営事業の進捗に伴い、市民運動場利用者の駐車場が狭小になり不足することから、庭球場跡地の一部を市民運動場仮設駐車場として整備し対応する《図の右側》。
 福知山市民運動場(庭球場)跡地の駐車場整備として約4800uを対象に、砕石舗装、シェルターやスタンド等構造物の撤去、進入路の築造を行う計画。
 9月一般会計補正予算に工事請負費(駐車場整備工事)として2100万円を計上した。
 令和3年度発注見通しによると、福知山市民運動場(庭球場)跡地駐車場整備は第3四半期に入札する。工期は3ヵ月。