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建通新聞社(神奈川)
2021/10/18

【神奈川】横浜市中区海岸通計画22年既存解体着手へ

 日本郵船(東京都千代田区丸の内2ノ3ノ2)と三菱地所(東京都千代田区大手町1ノ1ノ1)が複合施設を建設する「(仮称)横浜市中区海岸通計画」の事業概要が明らかになった。総延べ床面積約7万4000平方bの規模で、高層棟と低層棟のオフィス・商業・機能ビルを建設する。併せて、計画地の一部に立地している「横浜郵船ビル(地下1階地上7階建て延べ床面積約7400平方b)」は、横浜市景観計画で歴史的建造物に位置付けられており、建物の大部分を保全・改装する。22年から解体に着手して、都市計画手続きの完了を経た24〜26年に建設。27年以降の供用開始を目指す。
 計画地は横浜市中区海岸通3ノ9。敷地面積は約1万0550平方b。
 施設規模は高層棟が地下1階地上21階塔屋1階建て延べ床面積約7万2800平方b。高さは約99b。1階にエントランスと商業施設などを設ける。2階フロアを機械室に充て、3〜20階をオフィスフロアとする。この他、地階と塔屋に機械室用のスペースを確保するとともに、約220台の自動車駐車場と20台程度のバイク駐車場を地下に設置する。また低層棟の規模は、地上2階塔屋1階建て延べ約1200平方b。高さは18b。
 この他、敷地北東側に位置する水際には、一般の人が利用・通行できる水際線プロムナードを設け、敷地東側の神奈川県警察本部側にも接続する歩行者用通路を整備する。提供:建通新聞社