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北陸工業新聞社
2021/10/18

【新潟】公営住宅建替え、改修など/過疎地域持続的発展計画案/魚沼市

 魚沼市は17日までに、過疎地域持続的発展計画(案)をまとめた。計画期間は21年度から25年度まで。
 人口減少に歯止めが掛からず、過疎化と少子高齢化が進行していく中でも、魅力ある地域づくり、市民が安心して暮らせる持続的なまちづくりにハード面・ソフト面の両面で取組むためのもの。
 主な内容をみると、交通施設の整備、交通手段の確保については、幹線道路の南部市街地周辺部への集中により、北部地域からのアクセスが不便なことや、道路の維持向上、橋梁長寿命化、幹線道路複線化などを課題に挙げた。その上で、雪や災害に強い道路交通ネットワークの形成を効果的に進め、地域の実情に即した道路機能向上を図るとし、現状4017メートルとなっている道路整備延長を7500メートルとする目標値を設定した。
 また、生活環境整備では、公営住宅について、既存住宅の統廃合を図り、居住誘導区域への建替え移転と大規模改修整備に取組むとした。他方、上下水道施設の老朽化に伴う更新費用増大などを見据え、統廃合による効率化により持続可能な事業運営を図るとともに、管路等の耐震化や未整備地域における整備も推進。水道管の耐震化率を13・2%から16%に高め、下水道施設を現在の18カ所から17カ所とする。
 その他、コミュニティFM放送の難聴取対策施設整備、各学校の校舎内における高速通信環境拡充や情報関連機器更新、再生可能エネルギーの利用なども推進する。
 市ではこれらを、公共施設等総合管理計画などとの整合性を取りながら、計画的に進めていく。

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