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建設新聞社
2021/10/20

【東北・宮城】PFI事業者の募集開始/宮城教育大学が青葉山学生寄宿舎等整備

 宮城教育大学は19日、PFI方式で整備を行う青葉山学生寄宿舎等事業を、WTO対象の一般競争入札で公告した。
 整備の事業方式はPFIのBTO(施設整備、所有権移転、管理運営)方式を採用。
 参加表明書および競争参加資格確認申請書の提出は11月11日、12日。入札書等および提案書の提出期間は2022年1月19日〜21日12時まで。入札書の開札は21日14時に行う。2月中旬に提案書の審査および落札者の選定、2月下旬に落札者の決定・公表、3月中旬に基本協定の締結、3月中旬から下旬の事業契約締結を目指す。
 参加資格は、単体または複数の企業で構成するグループで、設計、建設、工事監理および管理運営・入居者サービスの各業務に当たる者はそれぞれの要件を満たすものとする。
 設計および工事監理は、文部科学省の設計・コンサルティング業務の認定を受け一級建築士事務所の登録があり、06年度以降に完了したSRC、RC、S造延べ2000平方b以上の学生寄宿舎、宿舎(集合住宅を含む)、宿泊施設、研修施設(宿泊施設を有するものに限る)の新営建物の設計実績および工事監理実績など。
 建設は単体または代表が文部科学省の建築一式工事1050点以上、構成員が同800点以上で、06年度以降に元請けとして完了したSRC、RC、S造延べ2000平方b以上の学生寄宿舎、宿舎(集合住宅を含む)、宿泊施設、研修施設(宿泊施設を有するものに限る)の新営工事の施工実績など。
 維持管理および管理運営・入居者サービスは国または宮城教育大学のいずれかにおいて東北地域の役務の提供等のA〜C等級に格付けされ06年度以降に元請けとして学生寄宿舎、学生寄宿舎、宿舎(集合住宅を含む)、宿泊施設、研修施設(宿泊施設を有するものに限る)の維持管理の実績および管理運営・入居者サービスの実績を有することなど。
 水の森団地活用事業に当たる者の要件は問わない。また、水の森団地の現地見学会を10月22日に実施する。
 同大学の学生寮は、仙台市青葉区荒巻青葉149地内のキャンパス内にある男子寮(RC造5階建て、延べ3581平方b 定員240人・120室)と仙台市青葉区水の森2の7の10地内にある女子寮(萩苑寮)(RC造5階建て、延べ2334平方b 定員136人・68室)の2施設があるが、ともに老朽化が進行していることから同大学構内に集約するもの。
 新学生寮は、延べ約5400平方bを想定。定員は145人程度(うちバリアフリー居室1室)、全室個室、ゲストルーム1室、男女比は4対6、留学生は5〜10人程度を見込む。このほかに自転車駐車場162台以上(屋根付きバイク置場含む)、駐車場33台以上なども整備する。
 一方、水の森にある女子寮は事業者の提案により独立採算方式で事業を実施。事業者は必要に応じて施設改修または解体を行い、定期借地権契約、売買契約のいずれかまたは組み合わせて契約を想定している。敷地面積は5272・82平方b、用途地域は第1種低層住宅専用地域、建ぺい率50l、容積率80lとなっている。
 青葉山に整備する新寄宿舎は24年3月31日までの完成、維持管理運営期間は35年間から45年間を目安とし、事業者が提案する施設整備業務、維持管理業務、管理運営業務および入居者サービス業務等に基づき設定する。
 なお、PFIアドバイザリー業務は長大、東京丸の内法律事務所、新日本コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社