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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/21

【群馬】栄町工区87m新設近く一般競争を公告


沼田市が1998年から進めている都市計画道路3・3・1環状線の整備について、2021年度は栄町工区の道路新設工事に着手しており、近く延長87m区間の工事を一般競争入札で公告する。同工区の整備は、22年度以降も引き続き行う予定で、今後も用地買収や整備などを進める。なお、工事完了は24年度を目指しているものの、用地買収の進捗状況によってはスケジュールが大きく変動する可能性もある。
都市計画道路3・3・1環状線は、市街地を囲む線形でルートを整備している。脆弱な道路体形などを改善することで、市街地へのアクセスを向上させるのが狙い。全体延長は7680m。幅員は14〜22mを基本としている。1998年から事業を開始しており、現在までの事業費ベースの進捗率は約60%となっている。
栄町工区は、県道戸鹿野下之町線の利根実業高校(栄165−2)付近から県道沼田大間々線交差点部付近までを結ぶ延長1337mの区間が対象。
2021年度は、同工区を対象に当初予算で道路改良工事費8888万円、土地購入費9965万4000円、物件補償費1億4663万7000円など、合計約3億5000万円の事業費を確保した。
21年度は、延長82・6mの区間について、道路工事を10月に一般競争入札で公告。基層までの車道舗装1192・5uや歩道舗装A340・7uなどについて沼田土建(沼田市)が落札した。
近く工事が発注となる対象区間は、県道沼田大間々線の交差点周辺となる、セブンイレブン沼田栄町店(栄町52−5)の北側にある延長87m。整備箇所には交差点部が含まれているため、基本幅員より広い幅員22〜25mの道路を新設する。
工事内容は、車道整備として下層路盤から上層路盤までを1000u弱で行うほか、歩道部も同様に下層路盤から上層路盤まで360uの整備を行う。また、L型擁壁約140m、管渠型側溝約120mを路線両側に整備する。工期は22年3月末までを設定している。設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。
なお、表層の整備は22年度以降に工事を発注する見込み。
栄町工区の整備が完了した後は、国立沼田病院(上原町1554−4)から県道沼田大間々線までを結ぶ延長850m区間の整備を予定しており、事業認可を得た後に、用地買収などを進め道路整備に着手する方針となっている。