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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/27

【群馬】玉村町が22年度に道の駅駐車場の拡張工事


玉村町は2022年度に道の駅玉村宿の駐車場拡張工事に取り組む。21年度は拡張用地の取得に向けて調整を進めており、年度内にまとめる見通し。拡張工事は22年度単年で取り組む方針となっている。施設南側の田畑約4000uを駐車場とするため、軟弱地盤の改良工を行った上で、舗装工や電気設備工を実施。発注方法は検討中だが、工種ごとに分離する可能性が高い。22年度の早い段階で初弾工が発注となりそう。
道の駅玉村宿(上新田604ー1)は利用者の増加や、大型車の普通車枠への駐車などによって、駐車スペースが不足している。この状況を改善するために、新たな駐車スペース整備を計画。20年度は測量設計に着手。21年度は当初予算に事業費4825万6000円を計上し、用地買収を進めている。すでに事務手続きは完了しており、地権者との契約に向けた最終的な調整が行われているところ。
現状では、施設の正面、高崎方面側に普通車62台、身障者用4台分が確保されている。町道を挟んだ伊勢崎方面側には大型車スペース22台と普通車99台分が備わっている。既存駐車場の伊勢崎方面側の普通車スペースを大型車用に転用。不足する普通車分のスペースをこれから拡張するエリアで補う計画となっている。おおむね100台程度を確保する。
拡張エリアは道の駅施設の南側の田んぼで、4000u弱が対象となる。軟弱地盤となっていることから、置き換え工による地盤改良工事を実施。またエリア南端に高低差が生じるため、L型擁壁で補う。
舗装はアスファルト舗装で仕上げる。区画線でおよそ100台分の駐車スペースを整備する。このほか、出入口となる部分の道路工やLEDの照明設備設置工が予定されている。
発注方法は現在も検討中だが、土木と舗装工、設備で分離する案が挙がっている。地盤改良工事は4000万円以上の規模となる場合は条件付き一般競争入札とする見通し。舗装および設備工は指名競争入札を採用する可能性が高い。駐車場の規模から総工事費は1億円超となりそう。
年度内の完了を目指していることから、22年度の早い段階で、先行して地盤改良工を発注。工事の進捗状況を考慮して、舗装工や設備工を発注するもよう。