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日刊建設タイムズ社
2021/10/28

【千葉】22年度予算で債務/歴史文化施設計画策定へ/複合化、増築など検討/印西市

 印西市は、木下交流の杜歴史資料センターと印旛歴史民俗資料館の2028年度をめどとした複合化に向け、歴史文化施設基本計画を22年までに策定する。26日に開いた第2回社会教育委員会議では、22年度当初予算の文化・芸術関連事業予算として「歴史文化施設基本計画策定業務委託」に限度額1700万円の債務負担行為を設定する方針を示した。30年度までの11年間を期間とする公共施設適正配置アクションプランでは、印旛歴史民俗資料館を木下交流の杜歴史資料センターへ集約し展示内容等を充実させるとともに、資料の展示場所や収蔵場所を確保するため増築などを検討する方向性が掲げられている。
 木下1489―1に所在する木下交流の杜歴史資料センターは、敷地面積5494u。建物は、RC造平屋建て、床面積500u。15年度に既存の建物を改修し、16年度に供用を開始した。印旛歴史民俗資料館の集約化に加え、施設管理者による自主点検や法定点検結果などを踏まえ、適切な修繕や改修を実施していく。
 岩戸1742に所在する印旛歴史民俗資料館は、建築から36年が経過。敷地面積1275uで、一部は民有地。建物は、RC造平屋建て、床面積822・311u。老朽化への対応、資料展示内容の充実による市民の利用増加、利便性向上、運営の効率化などを図るため、出張所部分が法定耐用年数を迎える28年度をめどに、木下交流の杜歴史資料センターに集約することを検討している。
 また、印旛歴史民俗資料館の関連業務を行う資料整理作業所についても、老朽化への対応や運営の効率化などを図る必要があることから、木下交流の杜歴史資料センターとの複合化を探っていく。k_times_comをフォローしましょう
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