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建通新聞社
2021/11/01

【大阪】大阪府 大阪モノレール延伸事業3駅について景観アドバイス部会開く

 大阪府は10月27日、2021年度大阪府景観審議会第2回公共事業アドバイス部会を開き、大阪モノレール延伸事業の(仮称)門真南駅、(仮称)鴻池新田駅、(仮称)荒本駅の駅舎についての概要や設置場所、景観に対する方針などを報告した。今回の部会の内容を駅舎の詳細設計に生かす。次回は22年度に同事業のアドバイス部会を開く予定だ。
 3駅は現在、駅舎の建築詳細設計に着手。中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)に委託し、22年11月末の完了を目指して進めている。
 門真南駅の駅舎の規模は鉄骨造2階建て延べ約2340平方b(1階コンコース、2階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長111b、ホームの高さ約9b、駅舎の高さ約14bを想定。設置場所は門真市三ツ島2丁目の門真ジャンクション付近。国道1号をまたぐ形で架ける。
 鴻池新田駅は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2160平方b(2階コンコース、3階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長100b、ホームの高さ約20b、駅舎の高さ約24bを想定。設置場所は東大阪市西鴻池町1丁目、府立城東工科高校の西側。JR学研都市線と大阪中央環状線の交差部に設ける。駅舎の他、駅前広場や駐車場の整備を検討している。
 荒本駅は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2160平方b(2階コンコース、3階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長100b、ホームの高さ約17b、駅舎の高さ約21bを想定。設置場所は旧イオン東大阪店の跡地(東大阪市荒本北2丁目)、府立中央図書館の向かいに位置する。
 景観に対する方針では、3駅舎ともに▽メインカラーをグレー系とし、周辺と調和▽室外機置き場は外壁仕上げを駅舎壁面と一体化するなど外部から目立ちにくくする▽維持管理の低減を図るため既設区間と同様に外壁をアルミパネルとする▽周辺から駅までの動線や駅名が分かるサイン計画―などを検討している。
 また、三井不動産が商業施設などの複合開発を計画している門真市松生町のパナソニック工場跡地前に設置予定の(仮称)松生町駅については、現在都市計画決定の手続きを進めており、11〜12月に計画案の縦覧、22年2月ごろの府の都市計画審議会を経て、同年3月の都市計画決定を目指す。
 同駅舎は島式ホーム構造、駅延長約100b。エレベーター1基、エスカレーター2基、階段2カ所を設置する予定だ。

提供:建通新聞社