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北陸工業新聞社
2021/11/01

【福井】今年度末の組合設立目指す/駅前南通り再開発段階的な整備検討

 JR福井駅の南側で再開発を計画する「駅前南通り地区市街地再開発準備組合(齊藤隆美理事長)」は10月29日、臨時総会を開き、新たな施設計画案と事業スケジュールを中心に説明を行った。2021年度末の組合設立を目指し、事業計画を作成するとともに、権利者との協議・調整を進める構え。22年度末の権利変換計画認可が目標。
 新型コロナウイルスの影響で協議や調整に時間を要しているが、早期完成に向け引き続き努力する方針。工事は段階的整備を検討しており、24年春の一部竣工、26年春の全体完成を目指す。
 計画案はコロナ禍を踏まえ見直しを実施。主な用途は商業、業務、ホテル、住宅、駐車場と変更はないものの、南通り全体の賑わいづくりに寄与するため、中層部の施設規模を一部見直し、低層階の商業施設を充実させた。商業、ホテルのテナントに関しては、複数と協議中としている。
 施行面積は約1ヘクタールで、食と健康のストリートがコンセプト。1ブロック約1500平方メートル、2ブロック約1360平方メートル、3ブロック約2770平方メートルに再開発ビルを建設する。事業協力者としてフージャースコーポレーションが参画しており、コンサルタントおよび設計監理者はアール・アイ・エー(名古屋支社)。
 臨時総会は非公開だったが、事務局によると、緊急事態宣言が明け、久々に権利者が集まる機会となり、着実な事業進展を確認できて安心したとの声も上がったという。

hokuriku