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建通新聞社四国
2021/11/04

【香川】さぬき市の大串半島活性化施設 実施設計に着手へ

 さぬき市は、大串半島活性化事業で新たに整備する拠点施設の実施設計に着手する。臨時市議会に設計委託料2039万円と、施設整備に必要な資金を一部調達するため行うクラウドファンディングの経費441万円を計上した。
 実施設計は、基本設計を担当した堀部安嗣建築設計事務所(東京都新宿区)と年内に随意契約する見通し。クラウドファンディングは2022年1〜3月の期間で行う予定。目標額は2000万円。23年度末までの完成を目指している。
 施設規模は木造平屋約200平方b。メインの広間と個室にもなる小間、ポーチ、エントランス、厨房、カウンター、テイクアウト窓口、搬入スペースなどを配置する。外構は2カ所の駐車場(55台)や芝生広場、石壁などを整備する。基本設計の段階では総事業費2億8704万円を見込む。建設地は大串温泉跡地(鴨庄地内)。
 拠点施設のコンセプトは「主役は建物ではなく環境と景観」として、地形になじむ平屋の簡素な建物で、広間に大きな窓を備え、瀬戸内海のきれいな眺望が一望できることが特徴。駐車場から施設に接続するアプローチ周辺は、地域在来樹種を植栽したランドスケープを整備し、国立公園にふさわしい景観の再生を目指す。
提供:建通新聞社