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建通新聞社(神奈川)
2021/11/05

【神奈川】横浜市道路局 横浜逗子線一部工事と設計

 横浜市道路局は横浜逗子線釜利谷六浦地区(金沢区)の整備で、本年度は一部区間の工事とともに道路設計とトンネル設計、構造物詳細設計を進めている。詳細を検討し、2022年度に順次工事を発注。横浜鎌倉線から環状3号線〜環状4号線につながる南北幹線道路を整備し、幹線道路ネットワークの強化を目指す。
 横浜逗子線は港南区上大岡西2丁目の横浜鎌倉線を起点に、環状3号線や環状4号線と交差して逗子市境の金沢区六浦町に至る全長約11・3`の都市計画道路。
 このうち釜利谷六浦地区は金沢区釜利谷南1丁目〜六浦4丁目の起伏がある延長1・4`区間。標準幅員は20〜30bで、両側に歩道を整備する計画だ。
 これまでに「街路整備その1」工事として環状4号線から北に向かう約140b区間の整備を青武組(横浜市瀬谷区)で開始し、現況の車両動線を確保しながら工事を進めている。歩行者は通行でき、完成後は環4から六浦小方面まで通行できるようになる。
 今後「その1」工区からトンネルに向かう掘割区間100bのU型擁壁やトンネル区間580b、トンネルから泥亀釜利谷線方面の掘割区間60bの設計を進め、22年度以降、順次工事を発注する。
 トンネルはNATMで築造し、上下各2車線のうち内側の1車線ずつがトンネル部を、外側1車線と歩道が地上部を通る線形だ。
 横浜逗子線の整備が完了すれば、環状3号線や泥亀釜利谷線などとの道路ネットワークを形成して南部地域の交通交雑を緩和し、交通流を分散させるとともに、生活道路に入り込む通過交通を転換する。
 20年度末現在の用地取得率は84%。
 本年度の委託業務は道路設計を1515万3000円で、トンネル設計を4700万円で、構造物詳細設計を5136万円で全てパシフィックコンサルタンツ(横浜市西区)に委託した。 提供:建通新聞社