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建設経済新聞社
2021/11/19

【京都】京都府総合評価競争入札委員会 新評価型式の状況など報告

 京都府は18日、令和3年度第1回総合評価競争入札委員会(委員長・谷口栄一京都大学名誉教授)を開催。令和2年10月から適用した受注機会促進型、週休2日型、ICT活用型などを追加した新評価型式の状況などを報告した。
 令和2年度総合評価競争入札(簡易型)の試行状況によると、土木一式の技術重視型は24件(21件。カッコ内は令和元年度。以下同じ)、地域活性型A(T)は115件(94件)、地域活性型A(U)は10件(6件)、地域活性型Bは0件(0件)、舗装は技術重視型は0件(1件)、地域活性型は38件(37件)、建築一式は技術重視型は0件(0件)、地域活性型Aは0件(0件)、地域活性型Bは0件(0件)、建築設備は地域活性型(設備)は3件(10件)となり、合計で190件(169件)。平均落札率は89・4%(90・9%)。
 このうち新評価型式は、土木一式の地域活性化A(T)が24件(若手・女性チャレンジ型3件、企業チャレンジ型1件、受注機会促進型4件、週休2日型12件、ICT活用型4件)、地域活性化A(U)が2件(受注機会促進型2件)、舗装の地域活性型が7件(受注機会促進型1件、週休2日型5件、ICT活用型1件)の合計33件。
 府は「簡易型の実施割合は、京都府全体の工事発注件数が1086件のため、17・5%」と報告。新評価型式について「半年間で33件に取り組んだ。この結果は半年間の件数であり、年間目標としては50件増を目指し取り組んでいる」と報告した。
 入札額2位以下の応札者が落札する「逆転現象」は、対象件数190件のうち25件で逆転発生率は13・2%(平成30年度は169のうち22件で逆転発生率は13・0%)。
 くじ発生件数は対象件数190件のうち49件だった(令和元年度は169件のうち27件)。
 府は、くじ発生が前年度比で22件増えたことに触れた後、「評価点が同点で応札額も同価の入札が増加傾向にある。応札額が同価というのは最低制限価格と同価というケース。これは多くの業者が評価点を上げることを目標として努力され、結果的に評価点が高得点の業者が集中し、同点、同価の案件が増加してきたことで、価格競争と同様の状況になっていると考えている。本来はくじ発生が少ないといわれる総合評価においても増加傾向にあり、こういった状況に対処するために多様な新評価型式の導入を開始した」と説明した。
 履行状況によると、令和2年度の対象件数190件のうち完了件数は74件で、工事成績点平均は77・1点(全工事成績点平均は74・3点)。令和元年度は対象件数169件のうち完了件数は164件で、工事成績点平均は77・1点(全工事成績点平均は74・8点)。
 府は「昨年度と同様の傾向だが、施工計画の提出や技術者の過去の実績などの総合的な観点で落札者を決定しており、工事完成の品質の向上が図られていることの表れと考えている」「総合評価の工事成績点の平均が全工事の工事成績点の平均より高いことはもとより、工事成績点の高い方に集中して分布している。特に70点未満の成績点は皆無であり、70・0点から72・5点までの成績も極めて少なく、低い方の成績が少ないことが大きな傾向といえる」と説明した。
 総合評価(標準型)は、宇治木屋線(犬打峠)道路新設改良工事(犬打峠トンネル(仮称))に9JVが参加し、落札率は92・1%、新行政棟・文化庁移転施設整備工事(主体工事)に2JVが参加し、落札率は96・1%、小倉西舞鶴線地方道路交付金工事(新白鳥トンネル(仮称))に3JVが参加し、落札率は91・8%だった。
 その後は非公開で審議。令和2年度抽出事案として、地域活性型(受注機会促進型)の国道423号(法貴バイパス)防災・安全交付金(緊急対策)工事(南丹2防災安全(緊対)第423号の1の2)、地域活性型(若手・女性チャレンジ型)の小浜綾部線地方道路交付金工事(中東2地道交第1号の1の3)、地域活性型(企業チャレンジ型)の竹野川(鳥取川)広域河川改修(防災・安全)工事(丹後2広域河川(防安)第1335の1号の1の3)の3件を抽出し、審議した。
 総合評価競争入札(簡易型)落札者決定基準の見直しについて報告した。