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滋賀産業新聞
2021/11/26

【滋賀】多賀町 結いの森公園整備

 多賀町は、久徳地先に整備を計画している公園施設「(仮称)結いの森公園」について、今年度は22年(令和4年)1月に委託者選定予定の公募型プロポーザルで概算工事上限額1億2000万円で実施設計を行い、22年度(令和4年度)当初予算に事業費を措置し、順調にいけば6月議会の契約承認をメドに5月にも造園工種をメインとする条件付き一般競争入札の発注を公告、7〜8月の着工から単年度もしくは23年度(令和5年度)までの繰り越しで施工したい考えだ。工種の分離発注や粗造成の先行発注は今後設計内容を精査し決定。23年度(令和5年度)中に供用を開始する。
 去る10日には今年度の設計業務に向けて、「令和3年度(企委)第10号(仮称)結いの森公園整備工事実施設計業務委託に係る公募型プロポーザル」を公告。事業費は今年度当初予算に措置した▽新公園施設整備事業=4500万円。久徳地先の既存公民館施設「多賀結いの森」南側隣接の今後取得する地権者4〜5名の民有地約1万7000平方bを対象地に、公民館施設の特性・機能を活かし相乗効果を高める公園の新規整備に向けた実施設計を行う。1次・5者程度の2次審査(プレゼンテーション)を経て22年(令和4年)1月24日(予定)に選定する契約候補者に設計を委託、期間は22年(令和4年)3月31日までで必要に応じ6月頃までの繰り越しも視野に入れている。
 プロポーザルでは、「人・地域・自然を結び、愛される公園」をテーマに、子ども向け遊具の設置やイベントや災害時等多様なニーズ、多世代の利用に配慮された概算工事費上限額1億2000万円での公園整備を要求。現状のGLから大きくかさ上げは行わず、アスファルトやコンクリート舗装空間を含めた広場、池や水路、平面噴水等の親水施設、移動販売車の設置場所および道路、園路、植栽、東屋(20平方b程度)、ベンチ、トイレ(男性用・女性用・多機能型)を場内に配置。遊具は、太陽工業且ミ製の遊具「ふわふわドーム」(Bタイプ・他社類似製品も可)、複合遊具1式以上、個別遊具等、アプローチも含め障がいを持つ子供が利用可能なユニバーサルデザインの遊具(インクルーシブ遊具)、その他(社)日本公園施設業協会に準拠する製品を想定している。
 同事業は、社会資本整備総合交付金の都市再生整備計画事業を活用。公園計画地周辺では多賀町が40・5f規模の「久徳周辺都市再生整備事業」を定め、まちづくり・ひとづくりの拠点施設と周辺道路の整備によって災害時の避難所としての機能を高め、安心安全な交流拠点の整備・活用に取り組んでいる。
 (仮称)結いの森公園との一体的利用を図る多賀町中央公民館「多賀結いの森」(久徳160―2)は、19年(令和元年)3月オープン。多賀町産の木材を利用し木のぬくもりを感じられる公民館施設で、306人を収容できるホールや、会議等をおこなえる多目的室など多様な利用に対応する施設を備え、まちづくりの拠点に位置付けられている。

提供:滋賀産業新聞