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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/07

【群馬】安中市は新庁舎建設に向け22年度に解体設計・工事を実施

安中市は(仮称)市役所本庁舎・防災拠点センターの整備に向け、安中高校校舎や体育館・格技場などの解体設計および解体工事を2022年度に計画する。地質調査は最短22年度に行う。現在、本庁舎・防災拠点センター建設の基本計画・基本設計業務を公募型プロポーザルで公告している。建設工事の業者選定は23年12月に予定。外構工事費や解体工事費などを含んだ事業費は約45億円を想定する。
建設地は安中高校跡地。同高北側にあるテニスコートを含んだ敷地面積は約1万9912u。用途地域は第2種住居地域となっている。建ぺい率は60%、容積率は200%。本庁舎・防災拠点センターのほか、屋外駐車場や自動車車庫、ヘリポート、防災倉庫の整備を計画する。
解体を計画するのは◇(仮称)北棟=RC造4階建て、延べ床面積2789u◇(仮称)南棟=RC造一部S造4階建て、延べ床面積4521u◇体育館=RC造2階建て、延べ床面積2118u◇格技場=S造2階建て、延べ床面積880u◇部室=S造平屋、床面積172u◇弓道場(射場)=S造平屋、床面積27u−など。建物合計の床面積は1万582u。
今後のスケジュールは◇基本計画策定・基本設計=22年1月〜23年1月◇安中高校解体設計・解体工事=22年11月〜23年9月◇実施設計=23年2月〜11月◇文化財発掘調査=23年10月〜24年3月◇庁舎建設工事業者選定=23年12月〜24年5月◇庁舎建設工事=24年6月〜26年2月−。
新庁舎の規模は3階建て、延べ床面積約8500uを想定。事務室として必要なスペースは、壁で区切らずオープンフロアオフィスとして整備。パーテーションにより、簡易に間仕切りを設置するなど、状況に応じた使用ができるようにする。議場は明るく開放的なつくりとし、議会で使用しない場合はホールとして市民が使用できるように整備する。このほか、災害時に災害対策本部となる(仮称)コントロールルームを配置する。
敷地内には200台程度収容する来庁者用駐車場や公用車(緊急車両用)2台程度を駐車するスペースのほか、30台程度の駐輪場を整備する。このほか、4台程度の公用車(普通車)を駐車するための車庫を計画する。
基本計画・基本設計業務は23年1月31日の履行期限でまとめる。基本計画策定業務は庁舎の配置や規模、概算事業費、建設スケジュールを検討する。