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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/09

【群馬】東吾妻町 22年度以降に用地買収へ 町道金井・川戸線道路改良工事

東吾妻町は、町道金井・川戸線で道路改良工事を計画しており、2022年度以降に用地買収へ取り組む考え。県が整備を進めている上信自動車道の付け替え道路およびアクセス道として検討しているもので、21年度は用地補償調査を技研コンサル(前橋市)が22年3月下旬の履行期限で進めている。また、町と県で整備手法の調整を行っている。
町道金井・川戸線はパナソニックライフソリューションズ朝日(川戸666−1)から東側に延伸している道路。上信自動車道吾妻東バイパス川戸・原町インターチェンジの開設に伴うアクセス道路へ接触する約1000mの町道改良工事を計画している。町が担当する改良工事区間は、上信自動車道整備に係わる機能補償などで県が担当する路線延長を除く総延長670mが対象となる。現道の幅員は約4・5mとなっているほか、歩道が設置されている路線なども含まれる。
標準路線の工事内容は、車道部について片側幅員2・75mの車線を2つ設ける。車道部の一方に歩道1・5mを設置し、車道部との間に300oのGBXを埋設、その上に境界ブロックを0・5mの幅員で配置する。また、側溝や路肩部を0・75m設けるとしている。
工事にあたっては、町と県が担当する箇所が入り組むため、町から負担金を支払う形で県が受託事業として工事を進めるといった手法など、あらゆる方法について現在、県と調整を進めている段階。
早ければ、22年度に用地買収に取り組むとしているものの、スケジュールは流動的としている。測量設計および道路詳細設計は技研コンサルがまとめた。
上信自動車道吾妻東バイパスは、植栗地内の植栗・中之条インターチェンジから厚田地内の厚田インターチェンジまでを繋ぐ延長約6400m、幅員10・5mの路線。13年度から整備を進めており、26年度を完了時期としている。
川戸・原町インターチェンジは同バイパスのほぼ中間に位置しており、今後、工事の進捗が見込まれる。