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建通新聞社(東京)
2021/12/13

【東京】埼玉県南部の「2・5環状」5`検討 地整

 国土交通省関東地方整備局は、埼玉県南部の東西方向をつなぐ新たな自動車専用道路の整備に向けて概略計画の検討を始める。首都高速埼玉新都心線〜東北自動車道間の延長約5`で、外環道と圏央道の間に構想する「核都市広域幹線道路」(いわゆる2・5環状)の一部だ。埼玉県やさいたま市と組織する「埼玉県東西軸道路検討会」の会合を12月10日に開き、今後の取り組み事項として示した。
 概略計画を検討するのは、首都高速埼玉新都心線のさいたま見沼インターチェンジ(IC)を起点、東北自動車道の浦和IC・岩槻IC間付近を終点とする延長約5`。2・5環状の埼玉県内構想がある中で、県南部の特に慢性的な交通混雑が発生している同区間を優先的に検討することとした。
 少なくとも片側2車線以上の確保を想定し、一定以上の幅を持たせたルート案や構造案を複数パターン考える。検討会にオブザーバー参加している東日本高速道路会社、首都高速道路会社と調整して概略計画の検討を進める。
 区間内に大規模な緑地空間「見沼たんぼ」があることから、検討会では市が中心となって、国や県と連携しながら地域との調整に当たる方針も確認した。提供:建通新聞社