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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/14

【群馬】県高崎土木が西毛広幹道高崎工区の整備概要示す


県高崎土木事務所は西毛広域幹線道路高崎工区の整備概要を明らかにした。工区内に橋梁2橋、函渠工4カ所のほか、市道交差部3カ所でボックスカルバートを新設する。2022年度は初弾工として、24m規模の(仮称)高崎市道群馬−5−33号線ボックスカルバート築造工事を計画。その後は、用地買収の進捗状況や予算状況を踏まえ工事箇所を判断する。工区内に整備する構造物でメインとなるのはJR上越新幹線などを跨ぐ橋長435・6mの(仮称)新幹線跨線橋。
市道群馬−5−33号線ボックスは、高崎市保渡田町地内に新設。約350<33A5>のコンクリートと鉄筋約30tを使用し、高さ4000o×幅5600oの断面で、延長24m整備する。設計は冨永調査事務所(高崎市)が担当した。
同工区は主要地方道前橋安中富岡線のバイパス事業で、高崎市棟高町地内の主要地方道高崎渋川線と交差する観音寺南交差点から高崎市箕郷町上芝地内の主要地方道高崎東吾妻線までの3170m区間。観音寺南交差点から高崎市道群馬−中泉・三ツ寺・中里線までの約550m区間を全幅25m、中泉・三ツ寺・中里線から高崎東吾妻線までの約2620m区間については全幅23・25mで整備する。
整備する構造物は高崎渋川線側から◇天王川橋梁◇中島川函渠工◇高崎市道群馬−4−4号線ボックスカルバート◇新幹線跨線橋◇東谷川函渠工◇大清水川函渠工◇高崎市道群馬−5−33号線ボックスカルバート◇井野川函渠工◇高崎市道群馬−5−37号線ボックスカルバート−の8カ所。名称はいずれも仮称となる。
群馬−5−33号線ボックス以外の構造物の整備概要は次のとおり。
【天王川橋梁】
棟高町地先の天王川に架設する。橋長8・8m、全幅25mの単径間PCプレテンションホロー桁橋。下部工として逆T式橋台2基を整備する。設計は関東測量(前橋市)が手掛けた。
【中島川函渠工】
棟高町地先の中島川にプレキャストボックスカルバートを延長31m敷設する。ボックスの内空断面は高さ、幅ともに1500o。設計は関東測量がまとめた。
【市道群馬−4−4号線ボックスカルバート】
高崎市三ツ寺町地内に高さ5500o×幅7000oのボックスカルバートを現場打ちで延長36・1m築造する。ボックス内を市道が通過し、上部を西毛広幹道が通る。設計は冨永調査事務所が担当した。
【新幹線跨線橋】
保渡田町地内に整備する。上越新幹線や唐沢川、高崎市道群馬−中央通線を跨ぐ橋長435・6m、全幅19・25m、11径間の橋梁。上部工は高崎渋川線側から3径間PC連結コンポ桁(L113・8m)、3径間鋼連続細幅箱桁(L152m)、5径間PC連結コンポ桁(L169・8m)となる。橋台2基と橋脚10基はともに逆T式の杭基礎。設計は近代設計(東京都千代田区)、新幹線を跨ぐ箇所の設計はJR東日本(東京都渋谷区)が手掛けた。
【東谷川函渠工】
保渡田町地先の東谷川に延長40m、高さ5900o×幅1万1400oのボックスカルバートを現場打ちで築造する。設計は冨永調査事務所が担当した。
【大清水川函渠工】
保渡田町地先の大清水川に整備。高さ5100o×幅9600oのボックスカルバートを現場打ちで延長31・6m築造する。設計は冨永調査事務所がまとめた。
【井野川函渠工】
保渡田町地先の井野川に延長29mで新設。高さ4200o×幅8500oのボックスカルバートを現場打ちで築造する。設計はオウギ工設(前橋市)が手掛けた。
【市道群馬−5−37号線ボックスカルバート】
保渡田町地内に高さ4000o×幅5600oのボックスを現場打ちで延長51m築造する。設計は冨永調査事務所が担当した。