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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/20

【群馬】太田市は八王子山公園墓地第4期整備を



太田市は公営墓地の八王子山公園墓地(西長岡町1661)において、第4期造成事業を2022年度に着手する。22年度は用地測量設計、23年度は用地交渉などを進め、24年度に造成などを含めた工事を開始する。実施計画では測量設計費に4300万円、用地購入費に2200万円、24年度は工事費のみで4億円を算出している。現段階では造成面積や何基を増設するかは未定となっている。
同墓地は八王子山公園内に位置している。増設や拡充を求める声が多く寄せられている状況で、現在、新規の申し込みは受け付けていない状況となっている。事業では、敷地を拡張し、新規墓所を造成、分譲することで需要に対応するかたちとなる。
現在、1号墓所から19号墓所までが整備されており、計3699基の墓地が設置されている。墓地は芝生墓地で1区画4・5u(幅1・8m×奥行き2・5m)。総敷地面積は約17haとなる。同市は1989年から造成分譲を開始し、市民に永続的な墓地を提供している。
2013〜14年度には第3期造成事業として334基の増設を行っており、当時は墓地の造成工事を完了としていたが、さらなる増設が求められている状況にある。
第3期の造成事業は12年度に川島測量(太田市)が0・25haで測量を実施し、基本計画から実施設計まで手掛けた。13年度に和田組(太田市)、14年度に創和建設(太田市)が施工を行った。工事はカロートの設置工事や管渠工一式、植栽工、看板設置工事が内容となる。
第3期の造成後は新たに区画墓地を造成する用地の確保が難しかったことや、核家族化や少子高齢化による継承者の不在等、永年管理に対する不安が多くあったことから納骨堂の整備を行っている。
納骨堂の整備は施工が石宝(太田市)、設計業務は北村建築設計事務所(太田市)が担当している。
墓地への申込者は、毎年100件を超えている状況。今後も墓地の需要は高いと予想されている。