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建設経済新聞社
2021/12/23

【京都】JR黄檗駅エレベーターに9・6億円 国交省が新規事業採択時評価

 国土交通省は21日、令和3年度補正予算に係る個別公共事業評価として、補助事業の新規事業採択時評価の結果をとりまとめ公表した。
 京都関係では、鉄道駅総合改善事業として、西日本旅客鉄道梶iJR西日本)が事業主体の「奈良線黄檗駅次世代ステーション創造事業」を盛り込んだ。事業内容はエレベーター(設置)で全体事業費は9億6000万円。
 評価では「JR黄檗駅は地域からの要請及び支援の下に整備に着手するものであり、移動等円滑化された経路を設けることにより、以下の効果が期待できる」とし、利用者への効果・影響として▽移動円滑化の促進に関する基本方針に対応▽エレベーターの設置により車椅子使用者が自力で移動可能となる▽高齢者や障害者はもとより、子育て世代や重い荷物を持った利用者等の移動円滑化に資するを挙げた。
 なお、宇治市が平成29年3月に策定した黄檗駅周辺地区交通バリアフリー基本構想では、JR黄檗駅のバリアフリー化事業として、短期で▽駅入口からホームまでの連続した視覚障害者誘導用ブロックの設置▽移動円滑化された経路の整備(エレベーターの設置等)▽音声案内・サイン(情報提供装置)の整備▽移動円滑化経路上の上屋の整備▽内方線の整備、中長期で▽蹴込みつき券売機への改修▽狭隘なホームの改良を盛り込んでいる。