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建設経済新聞社
2021/12/24

【京都】新名神宇治田原IC隣接地に物流施設 計4棟、合計延27万8776u 令和4年4月開発着手で計画

 城陽東部開発有限責任事業組合(組合員は大成開発梶A潟Gスディック)と伊藤忠商事鰍ェ新名神高速道路に設置される宇治田原インターチェンジ(仮称)の隣接地に計画する「(仮称)宇治田原IC物流拠点整備計画」が明らかになった。
 計画によると、開発区域は城陽市青谷の先行整備地区の一部(城陽市奈島池ノ首14−1)他の約9・7fで、宇治田原町側の開発区域の約2・6fとあわせて約12・3f。
 宇治田原ICの開発予定地は宇治田原IC北地区と宇治田原IC南地区に分けられている。土地利用計画によると、北地区は宅地約1万0500u(城陽市)約2万4900u(宇治田原町)、法定緑地約1100u(宇治田原町)の合計約3万6500u(宅地は地下式調整池を含む)。南地区は宅地約8万1800u(城陽市)、法定緑地約2600u(城陽市)、敷地内通路約500u(城陽市)、協力地約1300u(城陽市)の合計約8万6200u(宅地は建築物地下の調整池を含む)。
 調整池は合計4ヵ所で、北地区に約3600m3規模(地下式調整池で調整池の上は駐車場などに利用)、南地区に約1700m3、約4800m3、約3200m3(全て建築物の地下に配置)を計画する。
 造成計画によると、北地区は最大盛土高約2m、最大切土高約5m、南地区は最大盛土高約15m、最大切土高約34m。
 合計で4棟の大型物流施設(倉庫、配送ターミナル)を建設する。計画によると、北地区の敷地Aの区画@の敷地3万5431・65uに5階建、延8万5241・43u(建築面積1万9068・56u/最高高さ35・55m)の物流施設を建設。
 南地区の敷地Bの区画@の敷地2万2607・08に5階建、延5万3486・18u(建築面積1万2787・17u/最高高さ35・55m)、敷地Cの区画Aの敷地3万6565・76に4階建、延9万1399・10u(建築面積2万2481・04u/最高高さ32・45m)、敷地Dの区画Bの敷地2万2704・52uに4階建、延4万8430・12u(建築面積1万2278・71u/最高高さ34・45m)の物流施設を建設する。
 進入路については、北地区は宇治田原町道郷之口末山線に計画、南地区は(都)東部丘陵線に計画する。
 環境面・景観面では、造成法面の緑化等を行うほか、雨水排水施設及び重要開発調整池を整備する。
 排水計画・下水道処理計画によると、北地区の雨水排水は側溝等により重要開発調整池に導水し、流量調整後に門口川に排水。南地区の雨水排水は側溝等により重要開発調整池に導水し、流量調整後に青谷川に排水。雑排水は合併処理浄化槽で処理し、処理水は重要開発調整池の放流水とともに河川に排水する。
 上水道は宇治田原町から給水を受ける予定。
 開発事業は令和4年4月1日に着手し、令和6年3月31日の事業完了を予定。令和6年春の営業開始を目指す。