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建通新聞社(神奈川)
2021/12/24

【神奈川】横浜市 山下ふ頭再の開発と港湾計画の改訂

 横浜市港湾局は、「内港地区の将来像の検討」と「山下ふ頭再開発の新たな事業計画策定」に向け、市民意見と民間事業者からの事業提案の募集を開始した(12月24日付1面で一部既報)。2022年6月30日まで受け付ける。山下ふ頭再開発については、法人または複数法人で構成する民間事業者からの事業提案を求め、IR誘致に代わる新たな事業計画の検討に活用する。その後事業計画を策定して民間事業者を募集、選定し、26年度にも事業化。30年度の供用開始を目指して施設整備を進める。港湾計画は24年度ごろ改訂する。
 開発事業の提案で市が求めるのは内港地区の将来像と、山下ふ頭再開発の開発コンセプトや土地利用イメージ、想定する導入施設などの具体的なアイデア。投資見込みや収支計画・集客の見通しなど事業性を考え、民間事業者と対話しながら港湾計画の改訂内容や新たな事業計画の条件を整理し、事業の枠組みを検討する。事業計画の策定後、改めて事業者を公募する。
 山下ふ頭の敷地面積は約47f。用途地域は商業で建ぺい率80%、容積率400%。市が15年9月に策定した山下ふ頭開発基本計画によると、敷地の中央を「大規模施設ゾーン」、突堤側を「文化・芸術、エンターテイメント、宿泊による滞在ゾーン」、水際を「リゾートを体験するウォーターフロントゾーン」などとして利用し、▽観光MICEを中心とした魅力的なにぎわいの創出▽親水性豊かなウォーターフロントの創出▽環境に配慮したスマートエリアの創出―を目指す。
 港湾計画はおおむね10年に一度改訂している。今回は内港地区の将来像の検討と山下ふ頭再開発の新たな事業計画の策定を踏まえ、24年度ごろ改訂する。
 問い合わせ先は、港湾局開発事業提案募集担当 電話045(671)4647。 提供:建通新聞社