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建通新聞社(中部)
2022/01/19

【岐阜】荘川小と中の統合義務教育学校 22年度設計 高山市

 高山市は、荘川小学校(荘川町新渕130)と荘川中学校(荘川町猿丸27)を統合した義務教育学校整備を計画している。統合校となる荘川小学校の既存施設の改修などを行う。加えて、荘川保育園(荘川町新渕605ノ4)も小学校敷地内に移転させる。2022年度の当初予算に基本・実施設計費を盛り込む方針だ。
 22年度は小学校などの基本・実施設計に加えて、新しい保育園の基本・実施設計を行う。23〜24年度に工事を進める。25年度の供用開始を目指す。
 新しい施設については、既存の小学校校舎の改修を基本とし、増築も検討している。さらに体育館の建て替えも検討している。荘川小学校の校舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2000平方b。1973年に完成した。体育館の規模は鉄骨造平屋約1000平方b。73年に完成した。新しい小学校が完成した後の中学校の在り方はこれから検討する。21年度の在校生は、小学校が40人、中学校が34人になっている。
 荘川保育園の規模は鉄筋コンクリート造平屋約600平方b。1976年に完成した。現在の園児は17人。新しい園舎の構造や面積などはこれから検討していく。新施設の完成後、既存園舎を解体する方針でいる。
 さらに学校敷地内には、園児や児童らに提供する給食をつくるための調理機能も設置する。約100食分を想定している。
 同小中学校は、児童と生徒が減少傾向にあり、学校施設も老朽化が進んでいて課題が多い。義務教育学校を新しく整備することで児童と生徒、教員間での連携を深める狙いがある。

提供:建通新聞社