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建設新聞社
2022/01/20

【東北・福島】環境省福島事務所が飯舘村長泥地区環境再生事業の設計を公告

 環境省福島地方環境事務所は19日、飯舘村長泥地区環境再生事業設計等業務の一般競争入札・総合評価落札方式を公告した。
 申請書、提案書の提出期限は2月14日、開札は3月11日9時に行う。参加資格は、同省競争参加資格における土木関係建設コンサルタント業務の認定を受けていることなど。
 長泥地区環境再生事業は、特定復興再生拠点区域である福島県飯舘村長泥地内において、除染除去土壌などを再生資材化して農地造成の盛土とするなど農業再生を図る取り組み。再生資源化や盛土などは、2020年度から23年度までの4カ年業務として大林組・東亜建設工業・大本組JVが担当している。
 今回公告の業務は、環境再生事業の実施に向け、地区内の主要地方道原町二本松線や二級河川比曽川、ほ場の概略設計を作成し、関係機関との協議の上、基本計画案をとりまとめる。
 道路予備設計は、工事車両の集中が見込まれる主要地方道原町二本松線の迂回路3区間(A〜C)が対象。A区間は比曽ゲート〜環境再生エリア西端の0・4`b、B区間は環境再生エリア内の原町二本松線の付け替え区間0・8`b、C区間は環境再生エリア東端付近〜環境再生資材化ヤードの0・5`bとする。
 河川設計は、上流端の流路固定を目的とした堰堤工1基、比曽川付け替え時の護岸工、床固工、護床工、付け替えに伴う農道橋2橋などが対象。環境再生工設計は、ほ場計画エリア13・8fにおいて、区画形状や道路形状を検討するとともに計画排水量や面積算定などを行う。
 履行期限は9月30日まで。

 提供:建設新聞社