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北陸工業新聞社
2022/01/21

【富山】継続費6億円を設定/柳瀬工業団地1期4ヘクタール/砺波市

 砺波市は、下中条地内に造成する「(仮称)高岡砺波スマートインター柳瀬工業団地」について、1月補正予算案(工業団地造成事業特別会計)に3カ年継続費6億円を設定した。年度割は今年度が今回計上の4億8700万円、2023年度が1億1300万円。予算案は20日に開いた市議会臨時会に提出、可決された。
 第1工業団地として北側半分の約4ヘクタールを着工させる。農振除外と農地転用、開発行為などの手続きが順調に進んだため、予定を前倒しする。庄川に近く、浸水想定区域であることから、約2メートルかさ上げしてリスクに備える。盛土には、東海北陸自動車道4車線化のトンネル工事で出る残土を活用。23年度の完成を見込む。
 工業団地は、北陸自動車道高岡砺波スマートインターチェンジ北側にあたる約8ヘクタールの農地に造成。第1、第2それぞれ約4ヘクタールの2期に分けて計画される。今年度は実施設計業務のほか、開発許可申請業務がともに上智に委託して行われた。
 工業団地の開発に向けては、20年度に産業用適地調査を日本立地センターで行い、この場所が選ばれた。隣接する高岡市戸出西部金屋には高岡市の産業団地「ICパーク高岡」が立地し、相乗効果をアピールして企業誘致を目指す。第2工業団地については、進出状況をみながら検討する。

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