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建設新聞社
2022/01/25

【東北・宮城】仙台市国分町に木造ハイブリッド賃貸オフィスビル新築

 ウッドライズキャピタル(東京都港区西新橋1の2の9)は、仙台市青葉区国分町に木造ハイブリッド賃貸オフィスビルの新築を計画しており、竹中工務店の設計・施工を決めた。
 建設用地は、仙台市中心部で10b以上の銀杏並木が並ぶ広瀬通り沿いに位置し、仙台市営地下鉄南北線広瀬通駅から徒歩5分となる仙台市青葉区国分町1丁目7地内の敷地1249・96平方b。計画によると、ここにW・S・SRC造10階建て、延べ約1万0200平方bで建設。内部は1階が店舗、2〜10階が事務所で、そのほかに立体駐車場を整備する。
 着工は8月を予定し、2023年の完成を目指す。
 建設する同ビルは、W造とS造のハイブリッド構造を採用し、内外装にも木質材料を多く採り入れることで、杜の都と称される仙台の美しい並木通りとの調和を図り、また、フィルターの高性能化による空調対策、エレベーターや貸室出入口のタッチレス機能などを導入し、ポストコロナにおける機能性と快適性にも配慮した造りとなっている。
 内外装における機能性と意匠性の両立木質のファサードによって銀杏並木との調和を図り、仰角や遠景の視認性を高めるとともに、各階に設けられた木質の共有バルコニーがオフィスワーカーに開放的なリフレッシュスペースを提供し、ウェルネスや生産性に配慮した働き方を支援。内外装に木調仕上げを用いることで、利用者に安らぎを与える共有空間を演出している。
 今回使用する耐火修正材には断熱効果と吸熱効果に優れ国土交通大臣から認定を受けた「燃エンウッド」を柱梁や耐力壁に利用。さらに共有部の内外装市上にも不燃木材やCLT耐震壁を積極的に活用しており、建築物の脱炭素化・森林資源の有効活用を支援する取り組みとして期待される。
 なお、同社は長谷工コーポレーション、日本政策投資銀行、七十七キャピタルが出資するSPC(特別目的会社)。

 提供:建設新聞社