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建通新聞社(神奈川)
2022/01/26

【神奈川】横浜市 相鉄鶴ケ峰駅付近連立が都計決定

 相模鉄道本線(鶴ケ峰駅付近)連続立体交差事業が都市計画決定された。工事費総額約728億円を投じ、相鉄西谷駅〜二俣川駅間の軌道2130bと鶴ケ峰駅舎を地下化する。10カ所の踏切を除却し、交通渋滞の解消と地域の一体化を目指す事業。今後国との協議を経て2022年度上期に事業認可を受け、横浜市と相模鉄道(横浜市西区)が施行協定を締結する。相鉄が工事の発注方法や工区割りなどの詳細を検討して入札手続きを進め、同年度下期には工事に着手したい意向。33年度の事業完了を目指す。
 21年11月12日の第160回横浜市都市計画審議会を経て、1月15日に都市計画決定した。
 これまでの施工計画によると、工事は西谷駅側の擁壁築造から着手し、西谷3号踏切付近に開削工法で箱型トンネルを築造する。この箱型トンネルが外径約11bのシールドの発進立坑。シールドは鶴ケ峰駅付近を通過し、鶴ケ峰8号踏切付近に築造する箱型トンネル(到達立坑)までの約1・7`区間に円形トンネルを掘進する。到達立坑から終点側地上までは開削工法で擁壁を築造する。
 鶴ケ峰駅付近の0・2`区間については、シールドマシンの通過後トンネルを仮セグメントで養生し、地上から開削工法で幅約17〜21b×高さ約13〜23bの箱型トンネルを築造し、新しい駅舎をつくる。
 地下化の完了後、地上に残る軌道跡地の利活用は相鉄が検討する。
 事業実施区域は旭区西川島町〜二俣川2地内の約2・8`。
 設計は相鉄が復建エンジニヤリング(横浜市磯子区)に委託した。 提供:建通新聞社