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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/01/27

【群馬】上信自動車道の植栗IC橋整備に着手

上信自動車道の吾妻東バイパスで架設を計画している(仮称)植栗・中之条IC橋について、初弾工となるA2整備工事の発注に向けた準備が進められている。2月中に条件付き一般競争入札を行う方針で、最終調整を行っているところ。同橋は橋長157mのPC5径間連続中空床版橋。最大幅員は26・46mとなる。逆T式のA2橋台は980立方mで、場所打ち杭基礎を採用。同バイパスは、2022年度以降も工事を発注し、26年度までの完成を目指す。
東吾妻町植栗から厚田までの約6400mにおよぶ吾妻東バイパスの、植栗・中之条ICに架ける橋が施工対象となっている。整備箇所は植栗地内で橋長は157m。幅員は11・39mを基本とし、ONランプとOFFランプが交わる部分は最大で26・46mとなる。橋梁形式は5径間のPC連続中空床版橋。設計は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が手掛けた。
2月に発注する案件が同橋における初弾工事となっており、A2橋台を整備する。逆T式橋台で、高さ11・1m、幅18m、ボリューム980立方mの規模。基礎として場所打ち杭工法を採用し、長さ9m、φ1500oの杭を20本打設する。
発注方法は条件付き一般競争入札。工種を土木一式工事とし2月中に公告する方針を掲げている。工期はフレックス方式により9カ月を設定する。
これまでの上信自動車道整備における発注実績を考慮すると、道路整備課からの発注が見込まれる。新大国橋や万木沢橋、厚田跨道橋の橋台工事はいずれも簡易型総合評価落札方式による一般競争入札で、本課が発注担当となった。条件は土木970点または同1010点以上を設定する傾向にある。渋川および中之条土木管内に本店を有する企業で、施工実績を求めていた。植栗・中之条IC橋における参加条件などは公告まで非公表としている。
22年度以降も各橋脚やA1橋台など下部工を進め、ONランプ・OFFランプの整備と足並みを揃えつつ橋全体の完成を目指す。同バイパスの開通は26年度を予定している。
なお、橋梁名はいずれも仮称。