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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/01/28

【群馬】県企業局団地課 造成近く分離で公告 明和東部工業団地 開発面積は18・6ha

県企業局団地課は、明和町下江黒地内などへ整備を計画している明和東部工業団地について、近く造成工事を複数に分割して一般競争入札で公告する。工業団地内にある邑楽用水路の北側に位置する開発面積約18・6haが対象となる。用地買収費を含む事業費は約16億円。12月補正予算には造成費として2022〜23年度債務負担行為13億8000万円を設定している。23年度の分譲開始を目指し工事を進める。
明和東部工業団地は明和町下江黒と斗合田地内をまたがる敷地を対象に整備を計画。敷地内の中央南よりに、敷地を2分割するように東西へ邑楽用水路が流れる。北側は県道麦倉川俣停車場線、南側は利根川に接しており、西側には東北自動車道が通っている。館林インターチェンジに近く、高速道路による首都圏へのアクセスも良好な立地。
同課から発注となるのは邑楽用水路の北側。開発面積は約18・6ha、分譲面積が15・5haとなる。区域南西には岩谷マテリアル(明和町下江黒680−1)などが位置している。21年11月に事業化となり、開発許可の手続きが完了したことを受け、工事に着手する運びとなった。
造成工事は複数に分けて発注する見通しで、早ければ一般競争入札を近く公告する。造成設計は技研コンサル(前橋市)が、周辺道路の詳細設計は、アイ・ディー・エー(高崎市)が担当した。
12月補正予算には造成費として22〜23年度債務負担行為13億8000万円を設定している。23年度早期での造成完了を目指しており、確定測量後に明和町に引き渡す。23年度からの分譲は明和町が担当することとなっている。
また、区域内には、敷地東側に調整池1・8ha、区域道路は幅員10m、延長920mの路線を中心に◇幅員6・5m、延長190m◇幅員7m、延長195m◇幅員9m、延長378m−をそれぞれ整備する予定となる。
なお、邑楽用水路南側の造成工事は明和町土地開発公社が担当、開発面積は約9ha、分譲面積は約7haとなる。公社が担当する造成工事箇所は、県担当箇所の整備状況を見て発注する。建築物の敷地面積の最低限度は1000u。工事は3カ年程度となる見通しを示しており、発注を一括か、分割するかなどの調整を進めている。