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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/01/31

【群馬】藤岡市土地開発公社は東平井工業団地第2期造成工を月内に指名通知

藤岡市土地開発公社は東平井(打越)地内で行う、東平井工業団地第2期の造成工事について、月内の指名通知へ準備を進めている。土地造成工事と放流管敷設工事に分けて発注する見通し。合わせて実施する調整池築造工事については、造成工事と一括して発注する方針としている。1月24日に承認された補正予算に2022年度までを期間とする債務負担行為工事費4億円を設定している。
造成するのは県企業局が整備した既存工業団地に立地する、協正金型製作所(東平井1410−3)の東側を通る市道119号線(平井小通り)と北側を市道134号線、東側の市道5641号線をアウトラインとする三角形の形状となっている。平井1342ほかの敷地6万1850uが開発面積となっており、面積には調整池や134号線、5641号線も含まれている。
土地造成工事は、土壌調査が済んでいる建設発生土を使用し、5万2542u施工する。
調整池で流量調整後に鮎川へ放流するため新設する放流管は、調整池から鮎川公会堂(鮎川555−1)南側までの616・8m区間を対象にφ500oの遠心力RC管を敷設する。
鮎川公会堂南側から鮎川までは既設の幅2500o×高さ2300oのボックスカルバートで放流させる。
調整池築造工事は区域内の北東端で行う。1万3085・48立方m掘削し整備する。調整池の規模は◇法面積1170・6u◇底地面積1967u◇容量6975立方m−。法面はブロック平積みで仕上げる。
造成地に進出する企業は鐵建(藤岡市)、サカエ(東京都港区)、ヨシモトポール(東京都千代田区)の3社となっている。
鐵建は約2万600uの敷地にS造平屋一部2階建て、延べ床面積約8600uの梁製造工場を新築する。サカエは臨床検査診断薬製造工場などを約1万3000uの敷地に建設する。新工場はS造平屋、床面積約3000uを想定する。このほか、2階建ての研究開発棟の建設も計画。延べ床面積は1000〜1500uを見込む。ヨシモトポールは約1万6400uの敷地に新商品の製造および開発を行う施設を新設する。新施設の規模は検討中。
土地の引き渡しは、当初に計画していた22年10月の引き渡し時期から早める予定。同公社は造成工事費を当初予算で計上する方針だったが、進出企業から早期の引き渡しを求める声が多かったため、今回の補正予算に債務負担行為を設定した。