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建通新聞社(神奈川)
2022/02/03

【神奈川】横浜市 消防指令センター全面改修へ

 横浜市消防局は、消防防災活動の中枢となる消防本部の機能を強化する。2022年度は新たな消防本部庁舎の整備を継続するとともに、隣接する現在の指令センター全面改修に向けた実施設計を開始。23〜24年度に改修工事を行い、大規模災害の発生に備える。22年度当初予算案に消防訓練センター大訓練場の更新整備や消防団器具置場整備などを含む事業費68億2800万円を計上した。
 現指令センターの改修は、新庁舎が23年度に完成し移転が完了した後、23〜24年度の2カ年で実施する。
 規模は鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ3080平方b。用途は1階が現状と同じ駐車場で、2階以上は特別高度救助部隊(Super Ranger)の執務室や当直スペース、大規模災害の発生時に他府県などから横浜市に派遣されてくる緊急消防援助隊や関係機関を受け入れるスペースとする。外廊下を新設し、新庁舎とは渡り廊下で接続する。
 改修工事の施工者は23年度に入札で選定する。
 設計は、消防本部新庁舎を担当した松田平田設計(横浜市神奈川区)。今後設計ストックを精査して実施設計を行い、工事発注に備える。
 所在地は保土ケ谷区川辺町2ノ9、保土ケ谷区総合庁舎の敷地内。
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 新たな消防本部庁舎の建設は戸田建設・小俣組・小雀建設JVが担当し、23年6月の完成を目指して工事を進めている。新庁舎は免震構造で規模は鉄筋コンクリート一部プレストレストコンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ1万1492平方b=完成予想図。
 建設場所は保土ケ谷区総合庁舎敷地内、旧保土ケ谷消防署を除却した跡地。 提供:建通新聞社