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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/02/04

【群馬】太田市2022年度予算案

太田市(清水聖義市長)は3日、2022年度当初予算案を明らかにした。(仮称)太田西複合拠点公共施設整備事業の建設工事へ向けて10億666万円を投入する。このほか、大型事業として市営住宅大島団地の大規模改修工事などを内容とした市内公営住宅集約促進事業4億1000万円、西部消防署庁舎等建設事業工事費3億8080万3000円なども充てている。
清水市長は記者会見で「第6次実施計画を基本に、(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業などに取り組む予算となり、過去最大の予算規模となる」と述べた。
一般会計総額は、40億円の増となり、対前年度比4・8%増となる882億円。普通建設事業費は同45・1%増の111億46万7000円とした。構成比は12・6%。
(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業は太田市西エリアのにぎわいを目的に図書館や保健センター、行政窓口の複合化を予定している。延べ床面積は3300u規模で計画。設計は平田晃久建築設計事務所(東京都港区)が進めている。工事は22年度から2カ年で進め、24年度の供用開始を目指す。
市営住宅大島団地(大島町312−1)の大規模修繕工事は市内公営住宅集約促進事業の中の工事費4億1000万円で実施。同団地は太田記念病院の東側に位置し、RC造5階建ての6棟で構成。2棟が東西横並びで隣接している。団地の解体と用途廃止を積極的に進める方針で、単身者や小規模世帯の入居を想定した住戸構成に変更する。設計はフケタ設計(栃木県宇都宮市)が手掛けている。
西部消防署(新田金井町607)の庁舎等建設事業も建て替え工事に向けて動き出す。既存庁舎はRC造2階建て、延べ床面積906u、1988年の竣工。老朽化のため建て替えを行う。建設する庁舎はS造2階建て、延べ床面積は1000u程度。合わせて整備する震災対応救助訓練施設はS造平屋、床面積300u程度となる。2022年度に敷地内で工事着手し、既存訓練塔の解体工事などを主に行い、23年度に分署新築工事を本格化、2カ年で工事を完了させる。完了次第、既存の事務棟を解体する。設計業務はアークプランニング(太田市)が担当。
民間児童福祉施設整備費補助金には2億9208万円を計上し、大原西保育園、台之郷幼稚園、ひかり幼稚園、第2ひかり幼稚園への補助を見込んでいる。
運動公園広場(飯塚町1059−1)改修工事費に1億5000万円を計上。市民体育館建設に伴い、改修工事を進める。このほか、社会教育総合センター改修事業2億円、綿打小学校のトイレ改修工事費1億円、小中校屋内運動場床改修事業1億円などを確保する。