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建通新聞社四国
2022/02/08

【香川】県 弘田川河川整備計画の原案を策定

 香川県土木部は、弘田川水系河川整備計画の原案をまとめた。おおむね30年間の具体的な整備内容を示しており、本川では河道拡幅、護岸整備、河口にある弘田川防潮水門の長寿命化を推進し、支川の中谷川では善通寺市中心市街地でバイパス管渠の整備などを計画している。学識経験者や関係住民の意見の反映、国への整備計画申請などの手続きを経て2022年度に同計画を策定する。
 弘田川は、善通寺市と三豊市の境界にある大麻山を水源に善通寺市の市街地を流れる中谷川、多度津町で二反地川と観音堂川と合流し、瀬戸内海に注ぐ延長約7・5`の2級河川。これまでに県道多度津丸亀線の水月橋上流付近までの約2`の整備が完了した。
 一方、上流部は未整備で10年などに浸水被害が発生しており、早急に河川改修が必要となっていることから、弘田川では本岡橋付近から国道11号線弘田新橋までの約1・8`で河道拡幅や護岸改修を施す。支川の中谷川では市道善通寺多度津1号線無名1号橋付近から県道善通寺停車場線上流までの約1・5`で河道拡幅や護岸改修、善通寺市街地でバイパス管渠を整備する。
 また、弘田川河口部では大規模地震や津波の被害軽減を目的に、弘田川防潮水門の長寿命化対策を、老朽化で機能の低下が懸念される水門、樋門などの河川管理施設で計画的な補修、更新を行う。
提供:建通新聞社