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新建新聞社
2022/02/09

【長野】岡谷市 2022年度当初予算案

一般会計201億9000万、前年度比1.9%増
市民水泳プール改修や林道施設の復旧など
普通建設事業費16億5085万、2.3%減
 岡谷市は、2022年度の当初予算案を2月3日に発表した。一般会計は201億9000万円(前年度比1.9%増)と、2年ぶりの200億円超えの予算となった。建設関連事業では、市民水泳プールの大規模改修事業や、21年8月大雨で被災した林道施設の災害復旧事業への予算配分が大きい。
 建築関係は、市民水泳プールの大規模改修工事に1億4993万円、市営住宅大規模修繕等事業に5065万円、公民館3施設へのエアコン設置等の環境改善事業に4560万円、日本童画美術館大規模改修事業に740万円―など。
 土木事業は、林道施設の災害復旧事業に2億2930万円を予算化し、8月の大雨によって被災した橋梁の架け替えなどを行う。そのほか、道水路維持補修事業3億2360万円、道水路新設改良事業1億7770万円、諏訪湖周サイクリングロード整備事業1億4100万円、河川災害防止対策事業5000万円、仮称・諏訪湖スマートIC整備事業3107万円―などを計上した。
 マンパワー事業では、建設関連で、工業用地確保推進事業と、入札・契約システム共同利用化事業を盛り込んだ。
 特別会計では、地域開発事業で事業用地等整理事業2000万円を新規に計上。水道事業は、水道施設再構築事業9億6640万円、同施設更新事業2億8000万円が大きい。
 予算規模は、一般会計が201億9000万円(前年度比3億8000万・1.9%増)、特別会計が58億0030万円(同2120万・0.4%減)、企業会計が129億8133万円(同704万・0.1%減)。当初予算で見込んでいたハード事業の計上が、21年度の補正予算で前倒しとなるため、14カ月の予算規模でみると前年度と同規模となる見通し。
 投資的経費は、普通建設事業費が16億5085万円(前年度比3867万円・2.3%減)、災害復旧事業費が2億2930万円(皆増)とした。投資的経費全体でみると21年度より増額となったが、普通建設事業費のみで比較すると2年連続の減額。内訳は、単独事業費が11億1581万円(同6577万円・6.3%増)、補助事業費が4億6324万円(同1億5784万円・25.4%減)、その他が7180万円。災害復旧事業費は全額が補助事業費。

提供:新建新聞社