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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/02/10

【群馬】高崎市の22年度当初予算案


高崎市(富岡賢治市長)は10日、2022年度当初予算案を公表した。(仮称)豊岡経大大橋整備事業へ3320万円を計上し、新設に向けた概略設計などに着手する。土木事業としては井野川横断部の上水道管推進工事などに2億9485万円、雨水管渠敷設工事へ3億6500万円を充てる。また、宮元町第二地区優良建築物等整備3億7900万円でスズラン高崎店の建て替えなどを補助する。新規事業の学校体育館への空調設置は1億3400万円となる。一般会計の普通建設事業費は前年度比9・2%減の158億1827万2000円(構成比9・6%)。
会見で富岡市長は「市民生活の改善に目を向け、足元を固めていきたい」と話した。一般会計の総額は前年度比0・5%減の1640億2000万円。水道事業会計の資本的支出が前年度比2%増の39億1132万4000円、公共下水道事業会計の資本的支出は65億9724万5000円で、前年度比4%減となった。
(仮称)豊岡経大大橋は国道406号と主要地方道あら町下室田線を結び、烏川を跨ぐ橋梁。橋長おおむね300m、幅員13mを想定している。概略設計3000万円、豊岡経大通り線道路予備設計に320万円を充てる。
上水道管の敷設でメインとなるのは、大八木町地内の井野川横断部を対象に行うφ800oのダクタイル鋳鉄管推進工事。横断部の延長は44m。
雨水管渠敷設工事は、新町地内で計画する烏川雨水3号幹線築造工事(第2工区)などを行う。計画では、烏川雨水3号幹線は約120m区間を対象にφ2200oの推進用ヒューム管を敷設する。
宮元町第二地区優良建築物等整備はスズラン高崎店の建て替えなどに対する補助。22年度は4階建て、延べ床面積約1万3000uの新商業施設建設へ着手する計画。
学校体育館空調設置は高南中学校、南八幡中学校、吉井西中学校の体育館にエアコンを新設する。型式は据え置き型で検討している。
このほかの主要事業は次のとおり。
【(仮称)豊岡新駅設置事業】
駅前広場詳細設計2900万円、駅施設概略設計負担金2787万4000円を計上。駅施設については、JRと概略設計に関する協定を締結しており、1年程度かけて進める。
【児童相談所整備事業】
問屋町運動公園(問屋町4−4−1ほか)の敷地約8150uに建設する計画。新施設は延べ床面積3200u程度を見込む。22年度は地質調査や設計などを行う。地質調査などに1200万円、設計には7000万円を充てる。設計業務はすでに公募型プロポーザルで公告されている。
【保育所等緊急整備事業費補助金】
2園へ補助を行う。145人の定員増を予定。1億6184万7000円を計上した。
【市営住宅改修工事】
高砂、江木などが対象。2億2270万5000円で屋根や外壁の剥離、雨漏りなどに対する改修を行う。
【労使会館建設事業】
新施設は4階建て、延べ床面積約3500〜3900uを想定。1億650万2000円で設計などを行う。設計は石井アーキテクトパートナーズ(高崎市)が受注。23年度に建設工事着手、24年度末の完成を目指す。
【橋梁長寿命化事業】
事業費2億1379万6000円を計上。うち、1億4850万円を工事に充てる。中里跨線橋で設計、環状大橋や城南橋などで工事を行う。
【障害者農業就労施設整備事業】
倉渕地域にメロンの水耕栽培施設を整備する。測量設計1770万円、造成工事1600万円などを盛り込んだ。