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鹿児島建設新聞
2022/02/17

【鹿児島】霧島市2022年度一般会計当初予算案(648億)

 霧島市は16日、2022年度一般会計当初予算案を発表した。総額は前年度当初比8.4%(50億3000万円)増の648億3000万円となる。そのうち、普通建設事業費は82.8%増の102億6000円を計上。増加した主な要因は、敷根清掃センターの建て替えと小・中学校の大規模改造によるもの。その中でも注目は、(仮称)霧島市総合保健センター建設に向け設計の委託料が盛り込まれた。 

 新たな保健センターは、国分保健センターとすこやか保健センターの集約複合化を検討・協議し、建設予定地を国分シビックセンター西駐車場=写真=に選定。これを受け22年度は基本設計(委託料940万円)と地質調査(同950万円)に着手する。3階建てを想定しており、25年度の供用開始を目指す。 
 敷根清掃センター(仮称・霧島市クリーンセンター)は、現施設の東側隣接地(約8000u)を造成して建設し、設計・施工から運営まで民間事業者が一括して行うDBO方式を採用(代表企業は川崎重工業九州支社)。22年度は、実施設計に着手するほか、仮設道路、杭工事などを予定している。 
 学校整備は、天降川小で高耐久型プレハブ校舎(S造2階建1451u)を新設。また、国分北小の校舎大規模改造を計画しており、全6棟の老朽化状況等を踏まえ進めるほか、川原小で校舎と屋内運動場の防水改修を予定している。中学校は、大規模改造を進める隼人中の事業を推進、溝辺中では障がい児対策施設整備として実施設計に着手する。 
 道路関係(全体事業費)は、主なもので(仮称)新町から久保田線など道路新設改良(1億8281万円)、川跡から有下線など幹線市道整備(1億3700万円)、口輪野から永迫線など辺地対策道路整備(1億5480万円)、福地線など過疎対策(1億5330万円)などを計上した。 
 隼人駅東地区土地区画整理事業では、主に都市計画道路日当山線や区画道路整備、整地、舗装など工事請負費1億1050万円を盛り込んだ。 
 このほか、大野原団地7、12号棟(40戸)で外壁改修やバルコニーの防水などを計画、霧島学校給食センターでは、老朽化した施設設備や厨房機器を順次整備するため改修設計に着手する。また、増改築を計画する3カ所の私立保育所等に対し補助を行う。  


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