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建通新聞社
2022/02/18

【大阪】2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会 大阪館(仮称)総合調整他業務のプロポーザルを公示

 2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会は、大阪館の出展に係る総合調整業務と展示業務を委託する大阪館(仮称)総合調整他業務の公募型プロポーザルを公示した。民間事業者のノウハウや創意工夫の活用を期待する。応募申し込みは2月24日まで、企画提案書は3月10〜14日に受け付け、3月下旬に事業者選定委員会を開き、最優秀提案者を決める。委託上限額は1億8600万円(このうち総合調整業務が4800万円、展示業務が1億3800万円、いずれも税込み)。履行期間は23年3月31日まで。
 総合調整業務では、統括業務として大阪パビリオン基本計画案に基づく大阪館の全体ストーリーや網羅的な工程表の策定・進捗管理など、関係業務発注に係る与件作成、大阪館出展に向けて必要となる規制改革などの調査・調整などを行う。また、部門別業務として展示調整、運営計画調整(運営に係る工程管理、運営実施計画の作成、展示・建築の実施設計や施工で運営面からの助言・提案など)、レガシー検討調整(ハード・ソフトともに万博終了後の利活用の検討調整)などを行う。
 展示業務では、展示基本設計と都市移動用モビリティの走行路実施設計を委託。展示基本設計では配置などの全体構成検討、基本設計図作成、実施設計・施工業務の発注資料作成などを行い、走行路実施設計では設計条件の確認、実施設計図作成、製作・施工業務の発注資料作成などを行う。
 この他、展示全体のコーディネート、出展基本計画に基づいた展示アイデア・計画の作成、展示後の展示物の活用やレガシーの提案、50年のユニバーサルデザインの在り方を目指した最新技術や研究開発成果の導入、環境に配慮した展示を求める。
 夢洲内に設ける大阪館の延べ床面積は約9370平方b。敷地面面積は約1万0460平方b。
 施設内容は▽エントランスホール約370平方b▽都市移動用モビリティ(走行路、ブリーフィングスペース含む)約1240平方b▽ミライのフード体験(厨房など含む)約680平方b▽ミライのヘルスケア体験約970平方b▽ミライの医療約800平方b▽ミライの大阪の食・文化(厨房など含む)約680平方b▽ミライに向けた中小企業・スタートアップの技術・サービス約180平方b▽展示滞留スペース約390平方b▽ミライのエンターテインメント(バックヤードなど含む)約490平方b▽その他通路など約1090平方b―となる。
 25年度までの展示業務の総額は約60億円を見込む。
 大阪館の展示にかかる基本設計、実施設計の業務期間は都市移動用モビリティが23年9月まで、その他展示が24年3月まで、同じく製作・施工の現地施工期間は24年10月〜25年2月、管理業務は25年3〜10月を予定する。

提供:建通新聞社