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建通新聞社(岡山)
2022/02/21

【岡山】岡山県当初予算案 投資的経費788・6億

 岡山県は2月15日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計には前年度比0・5%増の7634億2700万円を計上。このうち、投資的経費は6・3%減の788億6000万円。内訳は公共事業費等が7・6%減の619億7300万円、国直轄事業負担金が2・8%増の108億7900万円、災害復旧事業費が7・6%減の60億0800万円。「生き活き岡山」の実現に向けて、新型コロナウイルス感染症を契機としたデジタル化の進展、ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた施策や「平成30年7月豪雨災害」からの1日も早い復旧・復興の実現に向けた施策に着実に取り組み、持続的な発展に結びつけるための予算編成としている。
 特別会計は1・8%減の4125億5600万円。企業会計は17・1%減の166億2800万円。予算総額は0・6%減の1兆1926億1100万円となった。
 豪雨災害関係予算のうち、公共施設等の復旧に50億3260万円を計上しており、高梁川水系の末政川他2河川と高梁川、旭川水系の砂川で堤防整備(嵩上げ・強化)と橋梁架け替えなどを行う。河川激甚災害対策特別緊急事業と河川災害復旧等関連緊急事業の21年12月末現在の進捗率は用地取得率が95%、工事進捗率が52%の状況。
 主な事業予算は、公共バルクターミナル整備事業に5999万円、岡山後楽園の魅力づくりに1億3892万円、建設産業人材確保・定着促進事業に315万円、防災・危機管理センター等強靱(きょうじん)化事業に4241万円、水害軽減対策加速事業に3416万円、県庁舎耐震化整備事業に30億6504万円、岡山県高度防災情報ネットワーク整備事業に7411万円、緊急輸送道路沿道建築物等耐震化支援事業に2716万円を配分。
 要緊急安全確認大規模建築物の耐震化支援事業に1325万円、木造住宅耐震改修事業に908万円、水島警察署庁舎建替整備事業に6258万円、子ども見守り防犯カメラ設置支援事業に1260万円、地域公共交通ネットワーク活性化プロジェクトに7656万円、吉備高原都市住区分譲加速化パートナーシップ事業に754万円、水辺空間の適正利用促進事業に3405万円、下水道の広域化・共同化の推進に1403万円、県庁デジタル推進事業に2867万円を盛り込んだ。

提供:建通新聞社