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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/02/28

【群馬】大泉町は2022年度当初予算案



大泉町(村山俊明町長)は2月28日、2022年度当初予算案を明らかにした。目玉事業としては、新庁舎建設事業がスタートする。基本計画策定委託料849万4000円、建設用地購入費に7億4458万5000円を計上。庁舎機能など基本的な条件をまとめる。また、西小学校で大規模改修を計画。設計委託に4005万1000円を充てた。普通建設事業費は23億1248万2000円で、前年度比9億9796万4000円、75・9%の増となった。
一般会計予算は過去2番目に大きい予算規模となる143億6700万円で、前年から11億8500万円増加、対前年度比9%増となった。
記者会見で目玉事業となる新庁舎の建設について村山町長は「現在、県内で唯一耐震性が保たれていない庁舎。住民ニーズや議会での声をもとに、将来、長きにわたって使用できるような庁舎を目指して整備を進めていきたい」と述べた。
建設予定地は明らかにしていないが、既存庁舎付近が見込まれる。今後、議会の承認などを経て、用地購入を進めていくとした。将来的なコンパクトシティーの実現なども見込むため用地購入予定の敷地面積は約4万u。邑楽町のようなコンパクトシティー化を行うイメージだとしている。基本計画の中で、有識者の意見を含めながら事業費や詳細な庁舎機能など、基本的条件をまとめる。既存庁舎(日の出55−1)は1974年に建てられ、SRC造地下1階地上4階建て、延べ床面積6694・924u。前田建設工業(東京都千代田区)の施工。敷地面積は約2万u。
西小学校(古氷106−1)は老朽化していることから改修を計画。1年生が使用している南校舎(RC造平屋)と2〜6年生が使用している北校舎(RC造2階建て)で構成されており、延べ床面積は合わせて7000u程度となる。2022年度は設計業務を行い、23〜24年度の2カ年で工事を実施する予定。個別施設計画では2カ年で計8億6000万円の工事費を見込んでいる。
土木関連の予算は道路維持事業で、9965万3000円を計上。このほか◇道路新設改良事業=5338万6000円◇橋りょう維持事業=4579万4000円◇小舞木寄木戸線事業=4131万3000円−の事業費を計上。また776万9000円で、新規事業として道路舗装修繕計画策定を行い、計画的な舗装補修を進める。
また、新規事業として、多様化する埋葬方法への需要に対応するため、合同埋葬墓地の設置に向けた設計委託料173万8000円を計上している。加えて、ゼロカーボンシティ宣言に基づき、委託料1228万2000円で環境基本計画の策定についても進めるとしている。