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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/03/01

【群馬】みなかみ町は当初予算案を明らかに

みなかみ町(鬼頭春二町長)は1日、2022年度当初予算案概要を明らかにした。旧水上中学校(湯原222)の用途変更による改修工事およびプール新設工事費に3億2800万円、みなかみ中学校(月夜野80)の体育館改修工事費に2億1600万円を計上。新規事業として、ごみ処理施設である奥利根アメニティパーク改修に3億4661万円を充て、ストックヤードを整備する。普通建設事業費は議員説明時に明らかにしていないという理由で、議決まで非公表。
一般会計予算は139億7000万円で、前年度から1億3000万円の減少となり、前年度比は0・9%減。
学校関連予算は旧水上中学校とみなかみ中学校の2校が対象。旧水上中は、水上小学校(湯原968)が移転するために工事を計画。校舎改修およびプールの新設工事を行う。校舎は10年3月に完成したRC造3階建て、延べ床面積3987u。校舎改修は中学校を小学校へ用途変更するため階段に手すりを配置するほか、現在は1階に位置する特別教室を普通教室へ変更するなどの工事を想定。プール施設は6レーンの25mプールと低学年用の小プールを新設する。構造は非公表。また、管理棟や更衣室なども配置される見込みとなっている。校舎改修およびプール新設の設計業務はともに亦野建築設計事務所(前橋市)が担当した。
みなかみ中は体育館を対象に、雨漏り対策や外壁改修工事を実施。体育館は1994年に建設されたRC造3階建て、延べ床面積2431uの規模。
このほかの教育関連予算としては月夜野・新治給食センター施設維持管理に3221万円を計上している。月夜野学校給食センターは空調設備改修、新治学校給食センターは電気温水器改修が内容となる。
奥利根アメニティパーク(布施2806−1)はストックヤード整備に向けて動き出す。ごみ処理方法の転換により、施設内に中継設備(ストックヤード)を整備。年度明け早々にも実施設計業務を委託し、設計完了後に工事発注を行う。詳細は設計業務の中で決定していく。施工期間は単年を想定している。
土木関連では橋梁長命化事業1億4102万円、道路ストック総点検・老朽化対策事業1億3505万円を計上し、各工事を進める。除雪機・除雪車等整備事業は694万5000円により、除雪機を格納する車庫の整備などを実施。
保健福祉センター(月夜野118)は、長寿命化事業として工事費2300万円を計上した。また、B&G財団の支援による防災拠点整備事業は新規事業となり、309万7000円で防災拠点施設整などを行う予定としている。
このほか、上毛高原駅を核としたまちづくり推進事業に着手。JR上越新幹線の上毛高原駅名の変更を確定するほか、駅周辺のまちづくりを推進する。事業費は200万円。県と連携して進める、かわまちづくり事業(水辺活用プラン)は513万8000円の予算を確保している。
他の会計は下水道事業特別会計が8億6900万円(対前年度比4・3%増)、水道事業会計は資本的支出2億5400万円(同6・6%減)としており、ほぼ例年並みとなる。