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西日本建設新聞社
2022/03/02

【熊本】競輪場再建事業が本格化 熊本市、債務含め42億余計上

 熊本競輪場の再建に向けた事業が2022年度から本格化する。熊本市は22年度当初予算案に19億3535万円を計上するとともに、限度額23億1000万円の債務負担行為(23年度)を設定。メインスタンドなど施設の耐震改修工事やバンク整備に着手する方針だ。
 16年の熊本地震で被災した施設を再建するもので、21年7月に建物等改修の実施設計を松田平田設計に委託。9月にバックスタンド・サイドスタンド・バンク等の解体工事を契約している。
 計画によると、22・23年度にメインスタンド(S造5階建延べ4452平方b)の耐震補強・大規模改修や、選手管理棟(S造3階建延べ2270平方b)改修、バンク(400b)建設|などを実施し、24年度にプレオープン。同年度に第2支払棟解体や敷地造成、場内駐車場整備を進め25年度にグランドオープンする予定としている。
 バンクについては10日、条件付一般競争で「バンクその他整備実施設計等業務」を開札し、オオバが3016万3700円(税抜)で落札した。業務では、敷地内、道路拡幅、バンク、接続管路の測量と、バンク・外構、鉄塔、調整池、電線工・接続管路の詳細設計について、12月15日を期限に委託する。工事費は約4億円を見込んでいる。

提供:西日本建設新聞社
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