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建通新聞社
2022/03/08

【大阪】羽曳野市 現地建て替えを基本に本庁舎建て替え検討へ

 羽曳野市は2022年度から、庁舎本館の建て替えに向けた整備基本構想・基本計画の策定に着手する。新年度当初予算案に726万円を盛り込んだ。発注方法は未定だが、予算成立後の早い時期に委託先の選定を進める考えだ。
 市が老朽化問題に直面している公共施設やインフラ施設の計画的な更新を目的に策定した「羽曳野市公共施設等総合管理計画」によると、1974年に建設された市役所庁舎本館は耐震性の低さの他、壁のひび割れなどの老朽化、また階段など段差が多くバリアフリー面での問題を抱えている。このため、第1期(2026年度まで)に施設整備の方向性を検討する施設として同計画に位置付けられている。
 現段階の整備方針として、既存施設の大規模改修では執務スペースの確保に課題があるため、新築での整備を基本とし、建設地については現地建て替えを中心に検討する。また、近隣公共施設との複合化を含めて判断する。
 想定される整備スケジュールは、24年度までに基本構想・事業手法などの検討業務を進める。基本・実施設計や工事は25年度以降に行う考え。概算の事業費は80億4000万円とする。
 既存の本庁舎の規模は、本館が地下1階地上4階建て、通路でつながる議会棟が2階建て。いずれも鉄筋コンクリート造で、総延べ床面積は1万1439平方b。庁舎全体の敷地面積は2万3920平方b。

提供:建通新聞社